『レ・ミゼラブル』をやっと見た。
結論から言って、私はこの映画が好きではない。
ドラマとは、人を泣かせたり笑わせたり、あるいは笑わせたり泣かせたりするもの。
緊張と緩和が必要。
この映画には抜きがない。
笑いどころ(可笑しさ、愛嬌)がない。
本来、それを担うはずの宿屋の亭主と女房が、あまりに醜悪でむしろ嫌悪を感じる。
…この二人にコミカルを感じる人は良いかも知れないが。
そして「死」の扱いが雑である。
古今東西、ドラマ展開で良く見られるのは、
主役の恋のライバルが突然死んでしまう(主人公が振るという冷たいことをしなくて済む)、というご都合主義。
そして善玉(今回は無垢な子供)に非業の死を遂げさせて観客を泣かそうと言うお涙頂戴主義だ。
その手のドラマは、見ていて何となく分かる。「こいつそろそろ死ぬな」と。
ストーリーの都合で、安易に登場人物を死なせるドラマは、嫌いである。
この映画、誰でも知っている原作をベースにしているから、どのように端折っても観客はついていけるのだろうが、それにしても脇が甘い。
一切れのパンを盗むという貧困の極致にいた主人公が、神父に出会って悔悟してからは、全く貧乏していない。
着の身着のままの逃亡をしながらである。
これ、変だよね。
今回、私が特に辛口になってしまうのは、ミュージカル好きだから。
軽快に楽しめる曲が欲しかったのである。
いかに重厚な作品だったとしても。
余談として、一つ面白かったこと。
コゼット役のコが桜子に似ていた。
あのコの顔立ちって洋風だよね?
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