この夏

舞台が終わったら

色々知りたくなった事がある

今 何をどう思って生きているのか

自分の使っている言葉にも飽きた

NYに遊びに行きたい

いや そんな事ではない

火學お七が終わり

あれこれ反芻や反省し

楽しかったのでふと思考が巡る

僕としては

男だからか

身毒丸を観たイメージが強いので

人の情念というのを噴きあげるマグマのような

エネルギーが

とそれが何だとも今では思うけど

今回のはそれぞれの火事

役の火事

演者の火事がよく溶け合いながら

出来た美しい作品になったのではと思う

だからより

ふと巡る

こういう部分もあったのではないかとか

もう少し卑猥な部分や

歪みや

そうか

歪みがもう少しわかりやすく観えたら良かったかなど

表現の仕方があれこれと思い付く

こういう体験は初めてだった

なので終わった後も楽しいし

もっとやりたくなる

しかし

そういう人間の楽しかったからの傾向も

ここで無理やり留めてみる

月末の舞台が終わったら

違うアプローチを考えてみる

その為に沢山知りたいという事

踏まえてだからという事をまずやってみようと思う

良い夏を

この夏を噛みしむ