TPTのボートシュトラウスの「大と小」
演出は手塚とおるさん。主演は宮本裕子さん。
初の上野ストアハウス。それだけで少し高揚している。ボートシュトラウスの本は難解らしく、ストーリーというものを疑って書いてあるらしい。シーン毎の役者の本当のやり取りで魅せるように書いてあると聞いた。元々は五時間以上の内容を半分にしたとも聞いた。作品自体が狂気。
冒頭から、宮本さんが恐らく20分以上喋っている。なんだ?これは?でも不思議と魅入ってしまう。そして、役者が順番に。そして会話が始まった、、、。観て理解するとか、そういう事では無い。想像が色んな所。近い、遠い、あちこちに飛び交う。状況とか、心情が、あちこちに。狂気。人間のあらゆる面が見れるし、そして、そこには人間以上の存在も感じる。まるで遠くから俯瞰して人間の世界を観ているようだ。こういうのを観せられると血が騒いで仕方ない。ありがとうごぜぇますだぁ。おめぇさんが探してるもんが早く見つかりますようにって、ついあの人のように言い放ちたくなる。これは、僕にしかわからないか。舞台は本当に面白い。
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