言語について書いてみる。

 

フランス・ブザンソンで生活して一か月弱が経とうとしていて、少しずつ色んな事に慣れてきた。

だけどそんな中で改めてみずみずしく感じること、それはフランス語について。

 

フランスではお店に入ると「ボンジュール!マダム。」と声をかけてくれる店員さんや(未婚の女性にはマドモワゼルだけど、今は年齢に関係なくマダムがよく使われる)、バスの運転手にドアを開けるよう頼むため「ムッシュー!」と叫ぶおばさん、夜は定期的に留学生の交流会として「ソワレ」が開かれた。ワレと言っても、日本でいう飲み会みたいなものだった。昨晩初めて参加したのだけど、バーに集まってみんなでお酒を飲んでお喋りをした(私はビール苦手なのでジュース飲んだ!)。フランス人はレストランやカフェ、バーで時間を気にせずお喋りするのが大好き。

 

マダム、ムッシュー、ソワレ、、、、何気ない言葉を聞いていて、フランス語の響きが前よりも好きになってきた。私は、英語は歌にするとかっこいいけどフランス語はそういうかっこよさを出すのは難しいなと思っていて、なんとなく英語の音の方がかっこよくて好きだなと思っていた。でも一方で、フランス語の音はお洒落で品があるような感じがする。その理由として動詞の活用にも工夫が表れている。例えばmange(食べる)という動詞の活用形において、本来規則的に活用するならmangons(マンゴン)となるところがmangeons(マンジョン)という音にされている。それは汚い音とされるゴンという音を避けるため。また、avancer(進む・進める)という動詞においても活用形でavancon(アバンコン)となるところは、セディーユをつけてavançon(アバンソン)とされる。音に関して何が汚い、何が綺麗というのはどのような基準で決まっていったのだろうと考えると不思議だけど(勉強不足!)、このような配慮によってフランス語全体の発音のニュアンスが形作られている。

 

日本人として日本語に関して、独特の言い回しやニュアンスが美しいなと感じることがある。そして英語やフランス語に関しても、同じようにそれぞれの美しさがあり、それは例えば音によって感じ取ることができると思う。

 

つい最近、同じ大学から来た他学類の友達と話していた時のこと。仏語学の先輩は卒論として、二つのフランス語の類義語の比較をしてその微妙なニュアンスの違いを分析してたよなんて言ったら、凄くびっくりしていた。その子は国際政治を学んでいる子で、言語ってどうやって分析するの!?と言っていた。そうか、他学類の人からしてみれば、言語の研究って新鮮なんだなあ。私は政治の研究の方がちんぷんかんぷん(*_*)

 

最後に、昨晩のソワレではドイツ・オーストリア・韓国の友達と話した。他の留学生はほとんど9月から大学で勉強するので、フランス語のレベルも高い。(私たちは12月まで附属の語学学校、1月から大学に通う)だからソワレに行ってもみんなペラペラで誰も相手にしてくれないんじゃないかって心配だったけど、一人知り合いがいるとそこから繋がって色んな人と話すことができた。「フランス語を話すのはまだまだで・・・」なんて言っても「全然上手よ!」と言ってくれる子もいたりして、とても優しかった。オーストリアの子は小学校の6年間でフランス語を勉強したと言っていた。そっか、ヨーロッパだと小学生で習ってるんだ!どおりで同い年なのにレベルが高いわけだ。。。!なんて思ったりして。

 

あと、ソワレは21時からcentre villで始まったのだけど、寮からバスで行くなら19:30くらいに早めに出発すること。私は20:20に寮を出たらcentre ville行きのバスがなくて、結局他のバスからトラムに乗り換えて30分くらい遅れて着いた。助けてくれた親切なフランシュコンテ大学の学生に感謝。すっごく速いフランス語でほとんど聞き取れなかったけど、親切にもトラムの停留所まで一緒に行ってくれた。

 

帰りはバスに乗るため、途中で抜けてオーストリア人の友達とドイツ人の友達、そして日本の友達と4人で急いでバス停まで走った。地味にバス停まで距離があって疲れたけど、途中の道端で知らない男の子たちがAllez! Aleez!(行け行け!)といって道を開けてくれたのが、なんだか自分たちが冒険してるみたいですごく面白かった。() 

楽しかったなあ。そして走ってて気づいたけど、よく見たら友達は二人ともドレスみたいなワンピースで小さなポーチを肩に下げてて、「ソワレって軽いパーティー??みたいなものだったのかもしれない!私たち普通の格好で来ちゃったね!!」って日本の友達と話してた(笑)フランスではみんな夏はシンプルで露出の多い服で、普段でもドレスみたいなの来てるから、ソワレにいる時は気づかなかった(^-^;

 

結局乗りたかったバスには乗れず最終のバスに乗ったのだけど、バス停でソワレで話した韓国人の女の子と再会してお喋りすることができた。これぞ韓国人!みたいなアジアンビューティを感じさせる顔立ちの子で、バスの中で色々話した。その子は語学学校に12月まで行ったあとは1月にヨーロッパを旅行して韓国に帰るらしい。寂しい。。「語学学校の先生はゆっくり話してくれるけど大学の人はみんな話すの早いよね(泣)」とか、色んな共感をしてくれた。アジアの子と話すとやっぱり安心する。インスタグラムを教えてもらったのでその子の投稿を見てたら、韓国も独特の良さがあるんだろうなあって思った。「韓国のキムチを食べてみたいんだ、辛いんだよね?」って言ったら、うーん、毎日食べてるから辛いのかわかんない()って言っていた。最近学校に行く朝のバスで他の韓国の友達もできたり、ソワレで知り合ったその子と話してたりしていたら、韓国語も勉強したいなって思ってきた。私も日本語で話してくれる外国人にはとても親近感が湧くし、相手の第一言語を少しでも話せるといいかなって思ったから。

 

 

こんな風に幅広い交流を可能にしてくれたフランス語に感謝。

ではでは,

À bientôt!