第1話「海と大地のまんなかに」
空から降ってくる女の子は数いれど、
海から釣り上がる女の子とな。。
紡「食うかな、(イケボ)」
うん、女の子じゃないけど正直ちょっとドキッとしたよ。
膝に魚つけている人に初見でこんな接し方はなかなかできないよ、
*どんなアニメ?
地上に住む人間と海中に住む人間、二つの人類が住まう世界。
基本的に両者は対立しており、地上の学校へ転校してきた海っ子の4人は
偏見からクラスメイトに冷遇される。そんな中、紡というこのイケメンだけは
どうやら違うようでーーー
向井戸まなか(ヒロイン) 木原紡(主人公のライバル格?)
クラスメイトの女子にからかわれて逃げ出したまなかを助けた木原紡。
紡の言葉にまなかがハッとときめいた瞬間、風呂場がまるで空間ごと海中に浸かったかのような様相へとじんわりと変化する。紡の「エナってホントにあるんだな。キラキラして、きれいだ」と続く言葉に耐え切れなくなったまなかは、塩水の張った浴槽に潜る。
まなか「なんか、まだ息苦しくて、、どんどん息苦しくて。。。」
演出が、、素晴らしい。海中の様に変化したのは、まなかが紡へ心を許した表れととれる。海。それはまなかの故郷であり、地上というアウェイとは対極の、仲間が居て安心できる、帰る場所。紡のやさしさに触れ、その温かみに地上にいながら海中のような感覚を見出したのだろう。
しかし、まなかは恥ずかしさから水へ潜ってしまう。水中で、水中へだ。これはまなか自身、心の中に芽生え始めた淡いものが何かまだよくわからない、というふうに受け取れる。
表面的な感情の動きはまなかの言動が、まなかもはっきりとは認識していないような心の奥底の揺らぎは背景の演出がそれぞれ担っているように感じた。
この二層的な表現がいいなあと思う。寡聞にして知らないだけかもしれないけれど、背景で大胆な演出が行えるのはアニメならではの表現では、と思った。まだ1話しか見てないけど、これは期待が持てそう。
☆前回の記事 ↓↓