自宅で5歳の長女を殺害したとして殺人容疑で福岡県警に逮捕された同県久留米市宮ノ陣、無職、江頭順子容疑者(34)が「娘の首にビニールひもを巻き、棚につるしていたら死んでいた」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。司法解剖では長女の死因は特定できておらず、県警は江頭容疑者の日常的な虐待が死亡につながった可能性もあるとみて、慎重に調べている。
江頭容疑者は6月30日、長崎県平戸市の海で、長女萌音(もね)ちゃんの遺体を抱いて岸壁のロープにつかまっているところを、捜していた長崎県警捜査員が見つけた。
逮捕容疑は、同27日午後2時ごろ、自宅で萌音ちゃんの首にひものようなものを巻き付けて殺害したとしている。調べに対し「死ぬとは思わなかった」と殺意を否認しているという。
捜査関係者によると、江頭容疑者は「娘が言うことを聞かないので、ビニールひもを首に巻きつけて棚の金具にかけてつるした。娘の足は床についていた」と供述。しばらくすると、萌音ちゃんはぐったりしていたという。
司法解剖では、死因は首を絞められたことによる窒息死と断定できなかった。遺体には虐待を受けた跡とみられる複数のあざが見つかっており、県警は遺体の組織や血液を鑑定するなど更に詳しく調べている。
久留米市によると、江頭容疑者の近所の住民の通報で昨年12月から萌音ちゃんへの虐待について把握し、電話や家庭訪問を繰り返していた。今年6月には萌音ちゃんの首に絞められたような跡があるとの通報もあったという。