サウンドトリップ「赤いろうそくと人魚」リリースしました | fahrenheit.

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このたび、iPhone/iPadアプリにて、「赤いろうそくと人魚」をリリースしました。


小川未明の有名な童話を、サラウンドな音声とイメージ画像とともに、アプリで再現したものです。











結末まで読んでいただけるのは、残念ながら有料版の方のみなのですが、
まずは無料版で、この「音の出る電子書籍」のコンセプトに触れていただきたく思います。

きっと、今までの紙の本や、今までの電子書籍では体験することのできなかった臨場感や没入感を体験できるかと思います。

ぜひ、ヘッドフォンか、外付けのスピーカーで音響を聴きながら読んでいただけたら、と思います。無線で接続できるbluetoothスピーカーなどがあれば、なお良いと思います。



■操作方法について
操作方は、一般的な電子書籍アプリの操作とほとんど同じです。
タップあるいは右へのフリックでページが進み、左へのフリックでページが戻ります。

二本指タップで各種操作の画面が表示され、読むのを中断したり、操作方法を確認したりすることができます。


sousa




■作者、小川未明について・このアプリのコンセプトについて

小川未明という作家は、大正時代の人物であるにもかかわらず、21世紀の現在に読み返してみても、ほとんど違和感を感じることなく読むことができ、また普遍的なテーマを扱っているので、現代の私達が読み返してみても、変わらず楽しめる作家であると思います。
数多くの絵本、教科書、朗読や演劇…今でも様々な媒体でこの「赤いろうそくと人魚」が扱われ、知らない方はいないのではないかと思います。

その不朽の名作を、現代のこの電子書籍やアプリといったような新しい表現媒体で再現するとしたら、文字だけではなく、その情景に応じたイメージ映像や、サラウンドの自然音を使うべきなのではないか? と思い、今回のアプリ化に至りました。

ひょっとしたら、今後の電子書籍の形態は、こういった「音と映像が付加された」形式も1つのジャンルとして確立されていくのではないか? とも思っています。映画がサイレント映画からトーキーに変わった時に、もはや音のないサイレント映画に戻ることがなかったように、この「音の出る小説」も、21世紀に生まれた1つの新しいスタイルになっていくのでは、と考えています。


せっかく高性能なスマートフォンやタブレット端末を使っているのに、音や映像も出ず、文字しか表示されない、なんてもったいないですよね。電子書籍の今後を考える上で、この試みが新たな表現方法の礎になるといいなぁ、と思います。



■有料版の特典、サウンドプレーヤー機能について



sound



また、このアプリの特典機能として、使用したサラウンドの自然音を、読み終わった後も、
「作品詳細」画面からいつでも聴くことができます。

最近ではヒーリング系のアプリに、いくつもの自然音が再生できるものがありますが、

例:Relax Melodies

youtubeやニコニコ動画にも「自然音」というカテゴリが、一定数のファンを獲得していたりして、雨の音や焚き火の音を、疲れた心を癒やすヒーリングのお供として聴く、という人がけっこういたりします。

例えばこの音声の動画も、なんと170万回も再生されていたりします。

【癒し系】自然音 せせらぎ:


このアプリも、そういった「癒し系」のツールとしてお使いいただけます。

現代の都市生活に疲れた方にとっては、台風や嵐、ときには雷の音などのような激しい音にも、「一時的に現実を忘れることができる」と、意外な需要があるようです。

映画で言うなら、サウンドトラックがついてくるようなものですよね。
「一回読み終わったからもうこのアプリいらないや」とはならず、末永く使っていただけたら、と思います。

(宣伝になりますが、以前に出した般若心経を覚えるアプリ、「般若心経をおぼえよう」や「般若心経を極めよう」にも、同様のサウンドプレーヤーとしての用途がついていますので、もしよろしければお試しください)


oboe

「般若心経をおぼえよう」 ダウンロード
「般若心経を極めよう」  ダウンロード

「般若心経をおぼえよう」 紹介ページ
「般若心経を極めよう」 紹介ページ

般若心経をおぼえよう 公式twitter


スマートフォンが普及した現代だからこそ実現した、
この新しいコンセプトの「赤いろうそくと人魚」、ぜひとも体験していただけたら、と思います。


サウンドトリップ「赤いろうそくと人魚」

muryo

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有料版