岡山駅から歩こう | Fagiale ~僕らの街には夢がある~

岡山駅から歩こう

岡山駅の西口広場に続々と集まる人たち。

それは予想をはるかに超える数となっていた。


挨拶と注意事項を話ながら周りを見渡すと、色んな世代の人達が集まっていた。



ゆっくりと歩き始めたこの集団の後ろには、一人また一人と仲間が増えていった。



その数は、やがて約70人近くにまで及んだ。

ここで注目すべき事は、声だしサポの殆んどが横断幕の準備などで参加できず、この数だったことだ。





この列が目指す先はただ1つ。

俺たちの桃太郎スタジアムだ!




子どもたちは親と手を繋いて歩きながら笑顔で話をしていた。

今日の予想スタメンを話したり、好きな選手の話をしたりしながら歩くサポーターもいた。

道端に落ちてるゴミを拾いながら、一歩ずつ確実に目的地に歩んだ。



通りすぎる車から、こちらを物珍しそうに見る人達もいた。

通りすぎる車から、こちらに向かって手を振ってくれる人達もいた。



ファジ色に身にまとった人達は、どこか誇らしげに歩いてたように見えた。




桃太郎アリーナに着いてから私は言った。

「ここからは、ファジアーノコールをして歩きましょう!」

メインで見る人もゲート10で見る人も関係ない。

みんなで叫んだ。

ファジアーノ!

ファジアーノ!

ファジアーノ!





色んな所からコチラに視線が向けられた。

スタジアムに近づくにつれ、写真をとる人や「がんばりましょう」と声をかけてくれる人もいた。


テレビ局の人や新聞社の人もいた。顔見知りのマスコミの人は私と目があうと頷いた。
何か同じ思いを抱いているのだと感じた。
彼らの思いを私は知ってる。


私たちのコールに開場を待つ人達が応えてくれた。

手拍子をしてくれる人達がいた。



そうなんだ。ここは、俺たちのホームなんだ。



そう思った。




スタジアムに向かってコールをしながら歩いてくる光景を目にして、身震いや涙をこぼしそうになった人がいたそうだ。

ボランティアの人は、勇気づけられたそうだ。

その気持ちがよくわかる。



今回、桃太郎スタジアムで三菱水島の試合を見てたのにもかかわらず岡山駅まで歩いて戻った人たちがいる。

「こんなことが何になるの?」

と言う人もいるだろう。

しかし、同じ時間を共有した人達ならわかるはずだ。

何になるか。

その答えは、いつかこの街に当たり前のように存在する未来だということを今日歩いた人は実感したはずだ。



こんな光景を当たり前のように見えるJリーグにファジアーノを連れていきたいと思う。