まだまだこれから | Fagiale ~僕らの街には夢がある~

まだまだこれから

試合終了後、ある人と数分間、抱き合ってた。

疲労や思いが込みあげてきて互いに、ふらついてた部分があるのだけど、言葉や文字では表せないものを共有した瞬間だった。


昨年の悔しさを共に味わった仲間とも握手をして歩いた。


10番ゲートの入口の上から見た光景に思いが込みあげて落下しそうになったりもしたけど、コントロールルームに目をやると、あの時に語った事が頭の中で思い出されて落下しそうになったけど、気持ちが良かった。


そして、言葉や文字にできないものが、心の中心から溢れ出していた。



昨年末の地域決勝前にあった桃スタでの練習の時、ある記者さんがサポーターに質問した。

「ファジアーノを応援していて良かったことは何ですか?」

僕を含めて3人のサポーターが問いかけられ、3人とも同じ答えを口にした。


『友だち(仲間)が増えたこと』


独りで応援していても、こんな楽しさや喜びを味わうことはできない。

苦しいとき、悲しみ、せつなさを乗り越えてこれたのも、誰かの声や差し出された右手があったから。

仲間がいるから、この道を歩いていける。


僕は、そう思う。



頭と心の整理ができない時。

大敗した時。

雨の中、「ファジアーノってよえーの」と言われた日。

色んなことがあり、桃太郎スタジアムに1万人近くが入るまでにきた。

そして、これからも色んなことがある。

嬉しいことばかりでもないし、良いことばかりでもない。

どん底に落ちるような思いもするかもしれない。


だとしても、見捨てはしない。

選手を

仲間を

クラブを

あなたを

どんな時も、独りにはさせない。


お前らに、あの涙を流させはしない!!



さて、ファジアーノが、熊本、大分に忘れてきたものを取り戻しに行く準備を始めよう。

ある選手は言った。
『去年取り残したものを、取り返すために、練習や試合をやっている。』

ある選手は、言った。
『俺たちだけじゃないですから、ピッチで戦っているのは。』


あの地獄のような戦いの場所に残してきたもの。

あの場所に、涙を流した仲間とあの時に行けなかった仲間と共に取りに行きたい。

『憧れ』だった光景は、この街で、既に始まっている。

クラブの人と語った夢

選手に伝えた夢

仲間と共有してる夢

それは、カラーになり事実になりはじめている。

いつも、そこに、僕らのクラブがある。



昨日、ファジアーノは、地域決勝出場を決めた。

だけど、まだ『優勝』は決めてない。まだリーグも終わってない。


まだまだ、戦いも終わってない。


まだまだ、ここから。




ねぇそうだろ?