社会人になってもある程度おしゃれの幅が広いままの女性に比べて、社会人男性のファッションは、髪は短髪、服装はビジネススーツが基本。学生時代と比べ、大なり小なりイメージチェンジを迫られることもあるのでは? 社会人男性394名に、ファッション面のほか、言葉遣い、習慣など、社会人になってしぶしぶやめたこと、変更したことを教えてもらいました。
●髪型、髪の色
?「金髪をやめた」(25歳/不動産)
?「髪を伸ばしていたが、会社で注意されて短く切った」(33歳/建設?土木)
もっとも多かった回答は、予想通り「髪」に関することでした。学生時代は、基本的にカラーリングも自由ですが、社会人になると、やはり髪の色は黒が基本に。また長髪だった人も、入社前や入社後にバッサリ切ることが多いようです。
●ヒゲ
?「ヒゲをやめた」(27歳/運輸?倉庫)
?「ヒゲを毎日剃るようになった」(27歳/金融?証券)
次に目立ったのが「ヒゲ」に関する回答。「ファッションとしてヒゲを伸ばしていたけれどやめた」という人と、「学生時代はたまにしか剃らなかったのが、きちんと毎日剃るようになった」という人の2パターンいました。
● 服装
?「半ズボンを長ズボンにした」(43歳/食品?飲料)
最近はわりとカジュアjordan な服装OKの職場も増えていますが、さすがに短パン、ビーサンなどラフすぎる服装は通常NG。クールビズとしてOKにしている企業もありますが、まずは封印しましょう。
● メガネ
?「眼鏡をスタンダードな物にした」(45歳/その他(クリエイティブ))
最近はフレームのデザインも豊富なので、ファッションとしてめがねを選んでいるという人もおおいですよね。「派手なものは避ける」、「これを機にコンタクトにした」という声もありました。
●言葉遣い
?「話し方とか言葉。『超』とかは使わないようにしている。あと、尊敬語や謙譲語を多用するようになった」(24歳/金属?鉄鋼?化学)
?「関西弁を控えるようになった」(23歳/金融?証券)
学生から社会人になったときに、みんな苦労するのが言葉遣いです。若者言葉をやめた人やハキハキした話し方に変えた人のほか、方言をやめたという人も何人かいました。やはり標準語の方がオフィシャルな感じで、ビジネス上はしっくりくるかもしれません。
●生活習慣
?「夜型だったが、朝型に変えた」(41歳/自動車関連)
?「早起きしなきゃいけないので、夜海外サッカーを観戦できなくなった」(30歳/運輸?倉庫)
夜型生活は、学生の特権! でも社会人になると起床時間が早くなる場合も多く、何より安易に遅刻、欠席はできないので、夜更かしはしていられません。嫌々ながらも規則正しい生活ができるようになる人が多いようです。
●その他
?「昔の友人との集まりは会社の近くではしない」(34歳/情報?IT)
?「通勤時に音楽を聴いていたけど、上司にいつでも声をかけられてもいいように聞かないようにした」(26歳/情報?IT)
?「海外旅行に行かなくなった」(30歳/情報?IT)
ほかに、会社の近くで友人と会わないようにしたり、通勤途中で音楽を聴くのをやめたりと、就業時間以外のプライベートな時間にも会社の人の目を意識した行動をしている人もいました。「海外旅行をやめた」というのは、仕事が忙しくなかなか休みがとれないためでしょうか? 社会人生活の大変さをうかがわせるコメントです。
なじみのあるファッションや習慣を捨てるのは寂しいもの。でも、ヒゲをやめたら爽やかなイメージになって異性ウケがよくなったり、朝型生活になったら体調がよくなったりと、意外といいことがある場合も。新しい環境、そして新しい「自分」にも、少しずつ慣れていきましょう。
文●本居佳菜子(エフスタイル)
調査期間:2014年2月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象件数:社会人男女903件(ウェブログイン式)
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