数ヶ月が過ぎたのち、売上も順調に上がっていき、何より店舗で働く人、チームが良い流れになってきた時であった
新卒で入った女の子から相談を受けた
内容は会長からのセクハラであった
まぁ、昔の経営者、ダンプカーの用な人だ
それくらいは若い頃は充分にあったことは察しがつく
話を良く聞き、対策としてうちのチームに入りたいと、秘書室を出ることを提案した
すると、『ヒロの方が良いのか⁉️ワシとヒロとどちらを選ぶんだ⁉️』と言われたそうだ😢
今の時代は男尊女卑でも、男女差別でもない
むしろ、女性専用車両だとか、レディースdayだとか、女性優遇の社会だ
それでも会長の言う、この様な発言は許しがたい
『風俗店オーナーが何を言う』と思われても、自信を持って言えるのは1人として騙したり、脅したり、無理矢理働かせた子はいない
どうしてもお金が必要な子に、目標と卒業を決めて働いてもらっていた
だからこの様な立場が下の子に、圧力を掛けることは、僕の気持ちを覚めることに繋がってしまった
しかし、義理を忘れて意見を言う立場でもない
何とか、女の子との聞き役に徹し、会長の気持ちが収まればと願っていた
しかし、犠牲者は一人二人と増える事になってしまった
そこに来て、任せていたお店にも同じ様なトラブルが発生していた
風俗業界では、女性スタッフに男性スタッフが付き合ったり、身体の関係を持つことを色管理と言う
うちはその色管理を禁止していたが、任せていた店長と人気の女の子がどうやらそうなっていたらしい
まぁ、珍しい事ではないので驚きはしなかったが、ルールでは付き合うなら男性が残る、女性が辞める
その代わり男性がしっかり女性を守り、他店で働かせる様なことはしない‼️
と言う約束であった。
しかし女性はうちのお店を辞めないと言う、男性は彼女に辞めて貰い、自分が面倒をみたいと言ってる
難しい問題だ
そもそもこのルールは『好きな子を、お客に付けるのは無いだろ⁉️』と言う普通の考えがルーツだ
しかも、この問題は他の女の子からの苦情が発端だ
頭を悩ますトラブルだ
どちらも、順調な売上とは対照的に人でのトラブルだ
やり方が良い、悪いではない
得てして人として出来てない人間の方が経営には向いている場合が多い
経営者側は、如何にコストを抑え、人件費を抑えて会社利益、個人利益を出すことを考える
労働者側は、如何に自分の必要性をアピールし、リスクを負わず安泰を求めるものだ
成功とは『たまたま』だ
流れと、運がなくて成功はない
また選択をしないといけない時が近付いてきた
やり始めた挑戦を継続し、自分の船を捨てるか⁉️
自分の船に戻り、船と共に運命を共にし、やり始めた挑戦を中途半端に終わらせるか⁉️
二足のわらじの最悪な状況に、選択をする時間が迫ってきていた