自衛隊生活の3年が終わった

ありきたりな事だが、やっている最中は凄く長い時間だが、終わってみると短い出来事だ

きっと人生もそうなのだろう
今生きている時間は、楽しければあっという間で、辛く苦しい時は長いトンネルの様に辛い
でも人生が終わる時は『あっという間だ』と感じるのだろう


海上自衛隊横須賀基地の門を出て、自分に問いかけた
『この3年を終えて、俺はまだ役者にチャレンジしたいのかい⁉️』

気持ちは変わっていなかった
3年前の気持ちと1㍉も変わってなかった

ここから先どんなに辛い事があっても、諦めずに前に進んで行こうと、解放感、希望が、不安を打ち消した


とわいえ、芸能界に何のコネもない俺が何から始めたら良いのか?
全く想像が着かないでいた

取り敢えず実家の自動車屋の仕事を手伝いながら、劇団のオーディションを受けることにしたが、実家の家業の経営はより厳しい事になっていた。

自衛隊の3年間で300万を貯めたので、200万を親にあげて、100万を劇団に入る資金と、将来お金がない役者が、仮に結婚することになり全くお金がなく、結婚式も何も出来ないなんて事があったら嫌だなと、婚約指輪💍を購入した。
結婚する相手も居ないのに、我ながら想像力が豊か過ぎて嫌になる😅
妄想族だ🏍️

その後、親にお金を渡して2ヶ月後位には親がキャデラックの新古車を買ってきたのにはビックリした👀

でも、親父らしい🎶(笑)


劇団のオーディションにも合格し、(まぁお金を払えれば合格出来るものなのだろう)
50名の研究生の1人として、レッスンを受けていた

基礎的な事を学びながらも、稽古だけの毎日を送っていた
半年位が経った頃、研究生の中から3名だけ旅公演に年間を通して、舞台に立てると言うオーディションが行われる事になった

よし、ここだ!
この3/50のオーディションに受からないようなら俺は役者になるのを諦めようと思った

そんなに簡単に?
と思うかも知れないが、俺は役者になる為に人が選ばない道を選んだ
役者になる為に、やりたくもない自衛隊に3年間も居たのに、それが伝わらないような芝居しか出来ないのなら、自衛隊の意味もないし、芝居もセンスが無いのだと思う

だから、この3/50オーディションに落ちたらキッパリ辞めようと心に決めて、芝居をした。

オーディションには合格した。

そして、1年間全国を回る旅公演に参加し、役者としてのスタートを切った

1回の舞台は100回のレッスンに値すると言うくらい、充実したもので、色々な所でお客さんの反応を見ながら舞台の経験を積んでいった。

芝居をやるだけでなく、舞台の設置、自衛隊退官後に自動車の大型免許も取得していたので、旅公演のマイクロバスの運転までして、どさ回りを楽しんだ🎶