色々な事に興味が湧いてきて、野球以外でも友達が出来てきた
運動が出来ることで、頭の悪さを帳消しにしようとしていた
小5
道徳の授業中、書記をやらされる事に
黒板に誰かが発言したことを書かないといけない
これは僕にとって相当難しいミッションだ
直ぐに簡単な漢字すら、書けずに止まってしまう
先生が『ヒロ次書けなかったら、隣のクラスに聞きに行かせるからな』
そんなの、はなっから無理だ
『じゃあ、行ってきます』
こんな恥ずかしめはない
ただわからないのだから仕方ない
コンコン
『はい』
隣のクラスの扉を開けると、一斉にみんなの視線を集める
『どうした⁉️』
『先生すいません🙏◯◯って漢字が書けないので教えて下さい』
みんなが笑う
最悪の屈辱だ
先生も笑いながら、教えてくれた
そして、隣のクラスを出て自分のクラス戻る
ガラガラ
『ヒロ聞いてきたか?』
『はい、聞いて来ました』
『じゃあ、書いてみろ』
『はーい・・・』
嘘だろ、思い出せない
あんな恥ずかしい思いをして聞いてきたのに
思い出せない
『ヒロ、本当に聞いてきたか?』
『はい、聞いてきたのですが、歩いてたら忘れました』
クラスは大爆笑だ
仕方がない
僕みたいに勉強の出来ない子がいて、勉強の出来る子がいる
僕がいなければ、頭が良いとは言われない、普通の子だ
運動もそうだ、出来ない子がいるから凄いと言われる
『出来ない』って言うことは誰かの役に立っているんだ🎵
得するか、損するかは、いじめられているか、いじられているか、自分次第である
いじられて嫌なら頑張れば良い
その解決策がわからないで、悩んでいる子、いつまでもいじられて、いじめられている子がいたら助けてやればよい
この先生は学校1怖い先生でサングラス😎に竹刀をいつも持っていた
どこの学校にもあの頃は1人はいただろう
よく忘れ物をする僕はお尻を叩かれた
当たり前のようにみみず腫がお尻には常にあったが、不思議と嫌いな先生ではなかった
小6
クラスでも中心的な存在に
クラスの仲間が
『ちょっとヒロいいかな⁉️』
『どした?』
『ちょっと昨日中学生と喧嘩になっちゃって、明日一番強い奴連れてこいって言われて』
『あ、そう・・・・え、俺?』
『でしょ、確実に』
『まぁ、仕方ないか、いいよ行くぜ』
『わりぃ』
頼まれると断れない性格だ
中学生
『お前か一番強いのは⁉️』
『はっ?』
『お前ら生意気なんだよ』
『お前の方が生意気だろ、中学生ってそんなに偉いのか?』
中学生相手に、全く引かない
まだ僕は不良ではない
喧嘩と言うより、力比べの様なプロレスみたいなもんだ
これでは負けるわけもない
中学生相手に終始優勢
最終的にこちらが『許してやる』的な
子供の喧嘩だ
でもこのくらいの喧嘩はあって良い様な気がする
もう、既に運動をやっている子はエネルギーが有り余ってる
無限のスタミナを持っているのだ
同じ小6の時にプロ野球選手が、少年野球を教えに来る機会があった
各クラブ2名ずつだけプロ野球選手、しかもエースの球を打てる
その2人に選ばれた僕は出番を待っている
投球練習をしているエース
軟式用、子供のボールなので投げづらいだろう
ワンバウンドしたボールを投げたとき
『ごめんごめん』とキャッチャーに言った一言に
『ごめんで済んだら警察いらねーんだよ』
何を見て育ったら、どんな教育を受けたら大人にこんな発言をするんだろう⁉️😢
『今言ったの誰だ⁉️💢』
エースが子供らしからぬ発言に怒った
そして、隠れる訳でもなく、困る訳でもなく、動じることもなく
『俺でーす』
『お前💢打席に立て❗』
もちろんプロの硬式球とは違う子供の軟式球
それでも見せしめの為にそこそこ本気で投げた球をレフトに改心の当たり
エースも苦笑いしながら
『なかなかやるじゃんか』
これは良くない⤵️
スイミングにしても、野球にしても、先輩後輩を全く無視をしたジャイアンが誕生しようとしている