【鈴木紗理奈】半年ぶりに登場のママに、猛説教を受けました【反省】
けいちょんファミリーであり、けェスin愛知に出演する鈴木紗理奈が半年ぶりに登場。積もる話もあり、鈴木紗理奈節が炸裂した。特に「けェス」に関することと、けいちょんの芝居について強烈なツッコミが入った。
紗理奈「(『ゴゴスマ』で告知する代わりに)2曲歌ったらパーッて帰っていいですか?」
けいちょん「おまえなんやそれ!?」
紗理奈「いや、気持ちはあるんですけど、めっちゃ大事な芝居があって、もうさ、けいちょんとふざけてる場合じゃないのよ私。のど自慢大会みたいなフェスに出てる場合じゃないのよ。純翼とか聴いてる場合じゃない。その時間があるなら帰って台本読み込みたいの」
「のど自慢大会みたいなフェス」は言い得て妙だ。結局、け'zは「俺の歌を聴いてくれ!」というおっさんがのど自慢大会で歌っているようなものに過ぎず、それでは鬼越トマホークらにもキツいと言われるだろう。歌うのが好きなのは結構なことだが、それはカラオケでやればいいことであり、客から金を取ってやるようなことではないのだ。金を取るというのは、それなりに価値のあるものでないといけないという認識が無さすぎる。もちろんけいちょんファミリーが一同に介してイベントをやるということ自体はけいちょんチャンネルファンからすると価値のあることだが、バンドを従えて長時間歌われえるのはキツい。トークを中心としたトークライブのほうがまだけいちょんチャンネルファンもテンションが上がるだろう。そのついでに何曲か歌うぐらいならまだ微笑ましいのだが。
けいちょん「8月2つあるんですよ。けェスが」
紗理奈「またやんの!?けェス好きっすね?マジでけェス好きっすね。なに、儲かんの?けェスって。なに?」
けいちょん「儲かる、儲からないだけで言わしてもらったら、ずっと赤です」
紗理奈「え、じゃあなんでやんの?そんなに」
けいちょん「なんていうんですかね、その土地土地の人達を元気にしたいっていうのがあるんですよね」
紗理奈「それは素晴らしい」
けいちょん「で、8月にまずは小樽。そして更に8月の後半に」
紗理奈「8月にやるんすかまた?けェス好き~!けェス好き~!マジでけェス好きですね。ヤバいっすよちょっと。信じすぎじゃないですか?けェスを。だって、もう5回ぐらいやりました?内容なんにも変わってないじゃないですか。普通変えますよ内容。ねぇダメでしょ?」
けいちょん「じゃあ作ってくださいよ、そろそろ。さりけいでなんかやってくださいよ!」
紗理奈「なんで私が怒られな…本当さ、人任せでやってもらって、歌うだけでさ、歌詞も覚えて来んと、ライブの本番のキャーって言われるとこだけやりたいだけですから」
けいちょん「本当そう」
「ライブの本番のキャーって言われるとこだけやりたいだけ」これは本当にけいちょんの本質を突いていて、「けいちょんの夢」で述べた通り、ステージ上で輝きたいという欲求が異常に強いのだ。ステージ上で輝きたいと思うこと自体は良いのだが、それに相応しいスキルやパフォーマンスや企画を備えていないというのがエンターテイナーとしてのけいちょんのダメなところであって、では代わりに総合演出のチャバネ松本がうまく企画・演出するのかというとそういうわけでもない。
「その土地土地の人達を元気にしたい」というのは、実際のところは縁のある場所、たとえば宮崎だったり広島だったりでフェスをやることでなにか恩返し、故郷に錦を飾るというような形としてフェスをやっているという思いはあるのだと思う。問題は、それでその土地土地の人達を元気にしているかというと、その土地土地の友人は喜ぶ人もあるだろうが、なにかその土地土地の景気を活性化しているかというとかなり怪しい話ではある。けいちょん自身が「ずっと赤」と言っているように、むしろいつも集客に必死で、実際けェスに来るのはけいちょんチャンネルファンがほとんどだろう。その土地土地の人達には見向きもされていないのだ。
マッキー「なんか、山本さんが急に、けいちょん舞台を僕と松本くんでやろうとか言い出して…」
紗理奈「…よう言えますね?ようマジで言えますね、そんなこと。え、舞台やりたいって言い出したんすか?ほんで『脚本書けよ』とか言って無茶振りしてんでしょ?うわぁ…マジでよう言えますね?台詞のひとつも覚えへん奴が役者とかやるとか言ってんちゃうぞコラ!?役者やるのに台詞覚えないなんかあり得ないですから!舞台やって8分間の空白を作った男ですよ、台詞が思い出せなくて。そんな奴舞台立たせたらダメです絶対!もうダメです、脚本とか書いちゃ。そんな甘やかしちゃもう…『舞台やりたい』?『役者やりたい』?殴るぞホンマに!殴ったろかホンマに!『こと』観に行きましたよ。なんやあの芝居は!?ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ…で、『この人の台詞の言った後』とかいう感じで覚えてるから、『それを待ってから言う』みたいな、全部見えてるんやそんなもん!気持ちでやらんかい芝居は!もう私は大反対ですよ、舞台なんて。マッコイさんと観に行ったんですけど、あの日、酒がめちゃめちゃ進んだんすよ、山さんの舞台の悪口で。4、5時間一緒に飲んでたんですから。止まらないんです。他の役者さんは素晴らしかったです。ほんで、脚本も面白いし、良い話、実話やし、お寿司も食べたくなるし、『あ、こんな歴史があんねや』って、物語自体は素晴らしいじゃないですか。他の役者さんも素晴らしいけど、ずーっとニヤニヤしてんの。(中略)いい話なのに、本当に水を差してたから、よくもできるなと思って」
けいちょん「まあ、本当、今回も、そういったところで、ちょっとまあ自分の中で、役者として当然未熟で、未完成なところばっかりでした」
紗理奈「そもそもやりたいんですか?役者さんをやりたいと思ってるんですか?」
けいちょん「そうですね、今後頑張っていこうという気持ちが、沸々と湧いてきたのは確かでございます」
紗理奈「マジっすか、凄いっすね…それはいくつになろうが関係ない素晴らしい心やと思います、それは」
ここまで紗理奈ママにボロクソ言われても、「(役者として)今後頑張っていこうという気持ちが、沸々と湧いてきた」などと真顔で言うのは、「ライブの本番のキャーって言われるとこだけやりたいだけ」「ステージ上で輝きたいという欲求の異常な強さ」から来るものだろう。とにかくチヤホヤされたいのだ。チヤホヤされさえすればその他のことはどうでもいい、自分の代わりに他人が頑張ればいいという信じがたいメンタルでここまで来たし、これからも行くつもりなのだ。
ここまでがけいちょんという人物の本質なのだが、それ自体はそれでもうしょうがないとして、やはりそのけいちょんのおかしさに愛をもってツッコめる人物が必要なのだ。本当はチャバネ松本にその役割を期待したいのだが、年齢的な上下関係もあって、どうもそれはできないらしい。そうなると、けいちょんという人物の本質を理解した上でちゃんとツッコめる人物はマッコイ斉藤と鈴木紗理奈しかいまのところいないのだ。加藤浩次なんかもその資質はあるだろうが、けいちょんチャンネルには関わらないという姿勢を貫いているので期待できないだろう。
そしてその役割を将来的に期待せざるを得ないのが、妻の西野未姫だ。鈴木紗理奈はけいちょんに恋をしていないが、愛はある。西野未姫はけいちょんに恋をしているが、愛のあるツッコミができるかというと、まだ少し力不足だ。西野未姫はポテンシャル自体は高いと思うので、いつか自分のすべきことを理解するだろうし、鈴木紗理奈とも仲が良いということだから、女性タレントとしても本当に参考にすべき存在の鈴木紗理奈からけいちょんチャンネルのママ役のあり方を継承し、いつか鈴木紗理奈のような核心を突きまくる姐さんになってほしい。