けいちょんは55歳にして自分一人ではなにもできず、何をするにしても他人におんぶにだっこで、甘やかされて育ったボンボンのガキみたいなおっさんなのである。…は少し言い過ぎかもしれないが、実際そういうところがあるのはけいちょんファンなら知っているだろうし、逆にそこが女性の母性本能をくすぐるみたいなところもあり、「批判される運命にあるけいちょん」で述べたところの「けいちょんを可愛いと認識する層」を構成する要素になっているのである。
ここ数ヶ月の西野未姫チャンネルの動画を見ると、どうやら撮影から企画までほぼ自分ひとりでやっていて、編集は別なのかもしれないが、概ね自分ひとりの力で運営していて、けいちょんに比べるとだいぶたくましいと思う。けいちょんには、あのように自分ひとりで撮影し、なんとかコンテンツ化するということがどうしてもできないのである。
なので、けいちょんチャンネルの動画作成をけいちょんがひとりでできるかというと、それはほぼほぼ100%できないと結論づけて良いと思う。パソコンを買ったのが今年の2月のことだったが(山本家に最新パソコンがやってきた!)、あれから3ヶ月経って一体どうなったのだろうか。おそらく奥さんが使っていて、けいちょんは触ってすらいないと思われるw
では、スタッフがいることは良いこととして、出演者がけいちょんのみの動画についてはどうだろうか。自分は基本的にけいちょん1人では内容的にも再生回数的にもキツいという印象で、過去のけいちょんチャンネルを振り返っても出演がけいちょんのみのもので格別に面白かったものは出てこない(ただし、「けいちょんを可愛いと認識する層」は、むしろ出演がけいちょんのみのほうが良いと考える人も多いと思われる)。初期の方はお届きものシリーズをけいちょんひとりでやっている場合もあって、それはそれで面白かったのだが、お届きものシリーズはやはり色んな人を呼んで即席食事会のような形になっている動画のほうが断然面白い。
ただ、諸々の事情でいつでもゲストを呼べるとは限らないとして、やむをえず出演者がけいちょんのみでやるしかない場合、面白くなる方法は一体なんなのだろうか。自分がひとつ目をつけているけいちょんの特殊能力は「ものまね」である。正確には「憑依」なのだが、要するにけいちょんは芝居もある意味において好評で、なにかになりきるということにおいては高い能力があるのだ。「オロローン」も、ハクション大魔王が憑依した結果であって、実はことあるごとにけいちょんはなにかを自分に憑依させて笑いを取ってきている。なので、ものまねやキャラ設定だけのエチュードでなにかコンテンツを作れば面白くなる可能性があると思っている。純翼はもとがなんなのかがよくわからないので、あまり伸びしろを感じない。「油谷さん」はAV男優という設定なのでわかりやすくて面白い。昔からのファンなら知っていると思うが、「青田昇(東大卒)」というキャラも面白かった(とぶくすり参照)。
けいちょんチャンネルっぽさが無いもので言えば、ドライブトーク(1人)とかでもゆるいコンテンツとしては面白そうだ。車内を撮影するというよりは、ドライブレコーダーのように前方を主に撮影し続け、けいちょんの運転する様をひたすら眺めつつ、けいちょんの独り言をラジオのようにして聞くというものだ。
もう1つだけあげれば、学問系や、宮迫博之がやっているというワイドショー系、政治系も面白いかもしれない。これは、けいちょんがなにもわかっていないからこそ、めちゃイケの抜き打ちテストのように天然で面白い回答、コメントが出てくること必至だからだ。けいちょんに小学生の問題集とかからクイズを出せば、きっと信じられないような回答が出てくる。