けいちょんチャンネルは、野球選手で言うところの打つ時は打つし打たない時は打たない、好不調の波が激しい選手というのによく似ている。ある月は打率5割ぐらいなのに、翌月は打率1割台なんていうようなことがざらにある。打率5割ぐらいの絶好調の時期を知っていると、打率1割の絶不調の時期が来るとファンは選手に猛烈に怒るのであるw
で、はっきり言ってしまえばけいちょんチャンネルの打率は長期的に見るとそこまで高くない。たまに絶好調のときがあり、ホームランも打つので、なんだか凄いチャンネルだと思われる時期もあるが、実は年間の打率は低いのだ。打率を無理やり上げる策は実はあって、週3で配信するという取り決めをやめて、手応えがあるものだけを配信することだ。つまり分母の打席自体を減らせば、打率は上がりやすくなる。
自分は週1で1時間の動画ぐらいで良いのではないかと思っているのだが、つまりこれまで週3で20分ぐらいで配信していたものを週1で1時間にまとめることで、本来数字が稼げなかった動画も、数字が稼げる動画と抱き合わせにすることによって本来宣伝したかったものが更に宣伝効果を持つというようなことにもなる(もちろん視聴者がそこだけ飛ばす可能性も織り込み済みだが)。
週1で1時間、これは大袈裟に言うとめちゃイケの復活だ。めちゃイケレベルの予算と品質を求めるのは無理があるが、めちゃイケのスピンオフみたいな存在感を自分はけいちょんチャンネルに求めているし、そういう意識のファンも多いと思う。めちゃイケだって全てが面白かったわけではない。それでも面白いものとそうでもないものとが混ざり合うことで色んなことが認知されていくだろうし、認知されれば理解されることも増える。
数年前のユーチューバーのような週3とか毎日更新とかっていう手法を売りにする時期はもう終わっているのではないだろうか。YouTubeにおいても、現状はむしろコンテンツが多すぎて飽和しているのである。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるではなく、ちゃんと命中させるような意識のほうが必要な時期に来ていると思う。