確か鈴木紗理奈が言っていたことだが、けいちょんの精神年齢は小学5年生ぐらいだと。そしてこれも鈴木紗理奈が言っていたことだが、「(西野は)大人なのよ」。ただ、2人の会話を聞いていると西野未姫のほうもまだまだ子供っぽさがあって、高校生ぐらいの感じがある。
小学5年生男子「早くしろよハゲ!」
女子高生「人のこと言えないから」
小学5年生男子「なにがや!チビ!」
小学5年生男子「ふざけんなよ、おまえ髪書くぞ」
女子高生「55歳が言う言葉じゃないよね」
小学5年生男子「うるせー」
小学5年生男子「髭剃り取ってきて」
女子高生「私髭剃るわけじゃないんですけど」
小学5年生男子「取ってきてください!」
女子高生「長寿のお守り買ってあげようか?」
小学5年生男子「(無視)」
どうだろうか。語感的にはあまり違和感がないと思う。それでも精神年齢は西野未姫のほうが上であり、西野未姫のほうもまだ子供っぽさがあるからこそ、けいちょんと合うのだと思う。いつも子供の喧嘩をしている感じが、逆に楽しさにつながり、「空気を読み合わなければならない息苦しさ」がない関係でいられるのだろうなと思うのである。
ミーとケーにある種の理想の夫婦像を感じさせるのはこうところではないだろうか。本当はみんな大人でいることに疲れているのである。子供に戻りたくなるのである。だからこそ、ミーとケーに対して並々ならぬ羨望の目が集まっているのだと思える。ありきたりな恋愛観を根底から覆すこの2人は、見ていて不思議で楽しくて、価値観の再考を促されるのである。