お弟子さんです。
親方と弟子
ドームのイベントが終わると
年末の追い込みがはじまる
アレもコレも…
間に合うかなぁ
とりあえず
近所のおばあちゃんに
採取許可も出たし
キウイでも採りに行くか!!
目の前の難問に
目を逸らす我々
ぐちゃぐちゃなってる
すごいわ………
昨年より
さらに柵が潰れてしまい
入口から入れず
横っちょから入ることに…
中はこんな感じで広い!!!
あるところに
何でも大きいのが
大好きな親方がおったそうな
親方は欲深い眼差しで
キウイ達を
選り好みしている
大きいのを見つけては
脚立を動かし登っていた
アレ⁉︎
大っきくねぇーな…
下から見るキウイは
凄く大きく見えるらしく
思っていたより
ちっちゃキウイに
親方ガッカリ
この一連の流れを
親方は幾度も幾度も繰り返し
キウイ達を採っていた
弟子はなんだか
その様子が
日本昔話みたいで
ひとり笑った
その昔話には
もうひとつの物語があった…
親方には狭く
弟子が頑張れば採れるところに
弟子は突入!!!
弟子の周りには危険が多い
その先を知りたいだけで
危険な事に少々突っ込む弟子は
好奇心を抑えられず
少しだけ…と入り込んだ
ニセアカシアは
四方八方に長く鋭い
装備に身を包んでいた
ニセアカシアの木の上に
キウイが蔓を伸ばしていた
もちろん
親方も目を光らせていた
大きいキウイ!!
懸命に手を伸ばす弟子
手探りでキウイを掴み
ひとつふたつと順調に採れていた
親方のことを笑った弟子
神様は見ておった
あの棘に
上腕三頭筋が…痛っ!!
すげー痛い!!
弟子の集中力は切れ
あっちに刺さり
こっちに刺さり
もうキウイ採りに
飽きてしまった
どんなに弟子が
飽きてしまっても
戦いは始まったばかり…
はぁ~ジャムか…