お弟子さんです。
昼すぎ
ハイエースに製材する材料を
積み込む最中だった
これでもかと太陽が
親方と弟子を照らす
そして
乾燥しきれてない材料は
何よりも重い
どうにもこうにも
力任せで積み込もうとすると
パンっと音がした
気にも留めなかった弟子
親方はしきりに何かと尋ねてくる
だが
音の発生源は分からないまま
積み込みも終わり
汗がジワリと出る
弟子はそういえばと思い出し
自分の車に乗せていた
荷物を下ろそうとした
…いつもと違う
弟子は不思議な錯覚に陥る
おもむろに下を見た
思い当たることなど
何もしていていないのに
弟子は走った
親方の元へ
驚いた親方
あのパンってのはコレか⁇
親方は優しい
急いでジャッキやら何やら
タイヤ交換に
必要なものを持ってきた
凄まじい勢いと
この迅速な対応は
かっこいい一面
頼れる素敵である親方
この親方だからこそ
学べたことは多くある
自分自身が身についているかは
定かではないが…
話は逸れてしまったが
原因は不明だが
スペアタイヤに履き替えた
何かの予兆か⁉︎
弟子は見えない不安に怯えている