永すぎた春 (新潮文庫)/三島 由紀夫
¥420
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三島由紀夫は過去に仮面の告白を読んだだけ。

今回もなんか重い本なのかなあと思いつつ手に取った本。


内容は東大生のおぼっちゃんと

古本屋の娘の結婚話。

結婚するまで純潔を守る二人のエピソードが

家族も絡めていろいろと書いてある。


最後は意外と平穏だった。

というか昭和初期も今も意外と変わらないというか。

現代小説の延長のように読めた。


解説を読んで納得。

この作品は読者を愉しませようとして書かれているとのこと。

他の三島作品とは違うようだ。

ときどきこういう明るい作品をかいて

精神のバランスを取ろうとしていたようだ。



しかし、東大生にしろ、娘にしろ

ひとつひとつの行動にいろいろと考えて

あれこれと小理屈を話す感じは

なんか文学だなあと思ったりした。




この本の値段は420円

2009年の節約額は420円、

通算の節約額は183699円になりました。