出張で飛行機に乗る前に読んでいたら
「飛行機がなぜ飛ぶかのかは実はよくわかっていない」という
ショッキングな文章が目に入ってきた。
作者は東大理学部出身の科学者なのだが、
話はどんどん哲学的になっていって面白い。
ガリレオの話とか扱うテーマは科学なのに。
なるほど!とおもったのが科学と数学の違い。
数学は概念だから証明できる。
科学は物理世界と一致しないといけないから、
科学においては完全な証明は永遠にできない。
これが科学と数学の違い。
科学の世界は、理論は全て仮説。
ある日突然ひっくりかえることもある。
その例としてロボトミーの話とかが出ている。
「千円札をひろうな」にも
時代が変わって、常識も変っているみたいな話があった。
ビジネスでもなんでも
100%の正解はこの世の自然現象の中にはないということ。
柔軟に考えないといけないなあと、改めて思いました。
相対性理論の話の前の
共約不可能性の話が面白い。
「あの人と話が通じない科学的理由」は
男と女(特に夫婦か?)の喧嘩が絶えない理由の説明になっていると思う。
そして、「諦めた人だけが相対性理論がわかる」なんていうのも
まさに夫婦っぽいと思うのだが。
ただ、やはり最後の最後で難しくて理解し切れていないようだ。
あとがきにある著者の最後の問いの答えはわかっていない。
(というか頭が疲れてしまった。)
でも、この本面白いですよ。
虚数とか相対性理論とか空想的に感じて難しいところ
(当然僕も理解はできていないんですが)が、
実生活の問題(夫婦喧嘩とか)に結びついてきそうなとこが
興味をそそります。
この本の値段は700円。
あわせて74261円の節約になりました。
