夏前にソーダブラストで洗浄した甥っ子のZXR400中古エンジン。
エンジン綺麗にしたあとはひとりでコツコツと作業してやっと車体に積んでエンジン始動するまでになったみたい。

先週の日曜日にやっとエンジン掛けることができたみたいだけどアクセル開けるとエンジン止まるってLINEが。
甥っ子は何がどうなってるんかワケがわからず焦ってるけど症状聞いたらなんとなくはわかったんでLINEで説明したけどいまいち把握できてなさそう。

詳しく説明したけど文章だけだと甥っ子も理解できてないみたいなんで結局行くことに。


ということで、30日は朝から甥っ子の家でZXRのキャブセッティング。
と言っても、車検切れてるんでアイドリングから軽く吹かした時の状態しか合わせられないけどね。

家に着いたら車の駐車場で作業の準備してたんでそっちへ。
とりあえずエンジン掛けてみるとチョーク引かないと掛からないけどエンジンの掛かりは良い。
水温上がるまで暖気してみるとアイドリングが低くて止まりそう。
その状態で軽く吹かすとガスが薄くてエンジン止まる。
もう一度エンジン掛けてゆっくりアクセル開けると回転が予想以上に上がって安定しない。


ということで、スロー系統が薄いっていうのがわかったんで甥っ子に説明してキャブの取り外し。
スロージェットは持ってないんでエアスクリューで調整して確認することに。

甥っ子がキャブをバラしてる間にZXRを見てるとリヤサスと車体を固定してる所が緩んで斜めに付いてるのを発見。

 



このまま知らずに走ってるとフレーム逝ってしまうんでリヤサス緩めて締め直し。
前にリヤサス交換したらしくて締め忘れみたい。

 



キャブが外せたんでエアスクリューの調整を。
標準は2回転戻しだけどかなり薄い症状が出てたんで1回転に。
症状からいったらスロージェットをワンランク上げても良いぐらいだけどモノがないんでエアスクリューで様子を見ることに。


もう30年以上のバイクでキャブも8万キロ近く使ってるんでキャブの内部のパーツか消耗してる。
だから、メーカー標準のセットにすればバッチリとセッティングが合うってことはないんで、現状に合わせて臨機応変に対応しないといけない。
さすがにバイクイジり初心者の甥っ子には難しいと思うけどね。


取付けは甥っ子に任せて一服。
あたふたしながら取付けしてるところを見ると初々しくておもしろい。


自分が10代の頃は教えてくれる人が周りにいなくて適当にイジって壊したりとか良くやったんですよ。
失敗を繰り返して覚えていくって感じだったからね。
失敗するとモチベーションが下がるんで少ないほうが良いからね。

うちのおかんにはバイクや車ばっかりイジってアホちゃうかって言われてたけど、こんなカタチで技術や知識が役に立つとは思いもよらなかったけどね。

どんなことでも頼りにされるのは嬉しいもんです。

で、取付け終わってエンジン掛けてみるとアイドリングは低いままだけど安定するようになりました。
ちょっと遅めにアクセル開けてブリッピングすると2000回転あたりの反応が悪いけどそれより回転上がると綺麗に吹ける。
回転の下がり具合も4、5000から2000回転までは良い感じで下がるけど2000あたりで落ちるのがゆっくりになるんでまだ薄いみたい。


もう少しエアスクリューを締めても良いけどスロージェットをワンランク上げたほうが良いんでモノを用意するようにって言っといたけどね。

それとキャブを外さずにエアスクリューを調整できるドライバーも買っときやって。
これがあったらスロージェットワンランクアップする時にキャブ取り外さないといけないけど、そのあとはエアスクリューの調整だけでセッティングできるはず。
何度もキャブ取り外すのってほんと大変だからね。

とりあえず現状でできることはやったんで帰ることに。
一応そのあとどうすれば良いかも説明したけど、わかってるのかどうかは怪しいけど。(笑)
わからんことあったら連絡したら良いわって言ってるんでなんかあれば連絡あると思うけどね。