昔のレーサーレプリカを乗ってた人ならFRPカウルって馴染みがあると思うんですよ。
ノーマルとは違うカタチのカウルが数多く出てたから交換する人が多かったし。
コケてカウルが割れて補修したりすることが多かったから誰かが補修材を持ってたからね。
自分で買わなくても良かったし補修も慣れた仲間がやってくれたりしてたんですよ。
今はレース車両以外ではFRPカウルを付けてる人が少ないから補修することもほとんどないんで補修材なんて持ってる人はほとんどいないと思うけど。
車にエアロパーツ付けてて自分で補修するって強者ぐらいじゃないかな。
なんでFRPの話をしてるかって言うとニンジャ250Rのタンク補修で内部のコーティングをどうするか悩んでたんですよ。
コーティングするならワコーズのタンクライナーやPOR15のタンクシーラーが良いよって教えてもらったんでどっちかにしようと思ってたけど値段が高いのと量が少ないのがネック。
ワコーズのタンクライナーは7、8000円するしPOR15のタンクシーラーでも3000円は越える。
量はニンジャ250Rのタンク容量なら十分みたいだけど。
どっちもモノが良いのはわかるけどコーティング材だけで直るかなっていう不安があるんですよ。
タンク底面の錆の度合いが相当ひどい。
表面だけ錆びてるなら良いけどそんなレベルの錆では無い。
だから、錆び取りすると穴があくのは予想できるし錆が取れたとしても鉄板が薄くなるだろうなって。
コーティング材で少しは厚みが増すとは思うけどそれだけで大丈夫かなって思うんですよ。
手間が掛かっても良いんでキッチリ、ガッチリと直しておきたいからね。
で、思い出したのがFRP樹脂。
オフロードバイクに乗ってる人ならわかると思うけど外品で容量の多いFRPタンクがあったりする。
ということは、当然タンク内部のコーティングに使えるしFRP樹脂は強度が高いからタンク底面の表側に塗れば補強できるやんって。
金属パテで穴埋めしたけど穴埋めもできるしね。
それになんといっても値段が安い。
1キロ1500円ぐらいで購入できる。
ワコーズやPOR15のコーティング材の3倍ぐらいの量があるからね。
ただ、今まで自分でFRP樹脂って言うものを触ったことないんで違う不安があるけど。
昔はFRPの補修がうまい仲間とかがやってくれてたからね。
今回は自分でやらないといけないんで、買って試してみることに。
どれぐらいの粘度なのか知りたいし、固まったらどれぐらいの硬さになるのか知っておきたいからね。
それに何分ぐらいで固まり出すのかも大事。
タンク内部全面にFRP樹脂をコーティングしたいんで多めに入れて抜いたほうがちゃんとできるかなって思うし。
で、試しに100ccほど作ってダンボールに垂らして粘度の確認。
意外と粘度が硬いんで樹脂が流れていくのが遅いなぁって思ったけどね。
30分も経つと表面は柔らかいけど樹脂が流れなくなる。
タンク内部全面をコーティングしようと思ったら5分ぐらいで全体に行き渡るようにして全面的にコーティングできたら不要な分を抜くようにすれば良いかなって思う。
1日置いてたらめちゃくちゃ硬くなってましたよ。
これだけ硬くなってたらタンク内部のコーティングはもちろん底面の補強もできそう。
ただ、ニオイがキツいんで外で作業しないといけないのがネック。
タンク内部のコーティング材が決まったんで、はやく錆び取りを進めていかないといけないけどね。