去年、姫路の出張が10月に終わり大阪に帰ってからほとんど手付かずの状態になってるVTR250の中古エンジン。
そろそろ仕上げて今年中にはエンジン載せ替えしたいんで、まずは組める状態にしないといけない。
と言っても、今回のリフレッシュ作業で加工らしいことをするのはシリンダーヘッド周りの加工だけなんですけどね。


走行距離が7万キロのエンジンだったけど、特に性能に影響する部分と言えば、燃焼室とポートのカーボン堆積とバルブの当たり幅が広いぐらい。
カム山の減りもあるけどカムは高価だから今回はパス。

燃焼室とポートのカーボンは落として綺麗にしてたんで残るはバルブシートカット。
このエンジンは手間は掛けても、できるだけお金を使わずに新品時の性能に近付けるって言うのがテーマなんでできることは極力自分でやる。


バルブシートカッターは持ってなかったから買ったけど。
これは子供たちからの誕生日プレゼントなんでお金は使ってないけどね。

中華製の安もんバルブシートカッターだから切れ味が悪い。
全然使えないワケではないけど意外と時間が掛かるし腕の力もいる。
カッティングペースト使って少しは楽になったけど。
それもあって途中で止まってたんですけどね。


ということで、久しぶりにVTR250のシリンダーヘッドを出してきました。
VTRのエンジンはV型なんでシリンダーヘッドが2個あるけど、まだ1個も終わってないと思ってたら1個はシートカットが終わってたんですよ。
これはめっちゃ嬉しくて喜んだけどね。


まだ1個も終わってないと思ってたのが1個終わってるだけでも気分が全然違うからね。
ほんとラッキーでしたよ。


半年以上ほったらかしだったら自分でもどこまで作業してたか忘れてる。
こういう作業は間あけるとヤル気が無くなるし、何をやってたか忘れるから継続してやらないとダメですね。

で、60度、30度のカッターで45度面の幅を狭くして最後に45度で綺麗に仕上げる。

 



最終的に擦り合わせでバルブフェースの当たり面の幅を調節するんでちょっと狭いぐらいでシートカットは完了。
これでまだ1ヵ所だけど。

 



こうやって見比べるとシートカット前のバルブの辺り幅の広さが良くわかりますね。
シート面の荒れもスゴイし。
排気の方は密着しないだろうってぐらい荒れてるもんね。
手間は掛かるけどやれば必ず性能に現れる部分なんできちんとやっていくけどね。

30分ぐらいで1ヵ所が終わるけど段取りしてやってたら1時間ぐらい掛かる。
これだけに時間掛けれるなら、一気に終わらせるけど主夫業はおろそかにできないからね。


合間見つけてコツコツ作業していきます。
今日の晩ごはんはネットで見つけた揚げない!ジューシー油淋鶏。
鶏肉はあるから足りないネギと中華スープでも買いに行こうっと。