2021年10月29日のお話。

ZX12RとGSX1300R隼の比較をする前に両車がどんなバイクなのか話してたら個々のインプレッションになってしまいましたね。

同じメガスポーツクラスのバイクだけどこんなに性格が違うのかなって思うほど個性的。
どっちにも一長一短があっておもしろいなと思いましたよ。


まずはポジション周りから。
足着きは何度も言ってるけど断然ハヤブサのほうが良い。
身長160cmちょっとのおっさんの短い足でもカツカツ両足着くからね。
爪先立ちだけど。
両足着くと安心感があるからね。
ZX12Rはお尻をずらしての片足の爪先立ち。
だから街中の信号待ちがイヤなんですよ。


走行姿勢はハヤブサのほうがゆったりとしてラクな姿勢。
ハヤブサはタンクが短くてハンドルが近いから意外とバイクが大きいと感じないんですよ。
ただフレームの幅が広いから膝が開くような感じになるのが違和感あるけどね。


ZX12Rはタンクが長いんでハンドルが遠い。
シートの位置も高いから前傾で気分はレーサー。
それにスリム。
モノコックフレームだからまたいだ時の幅が狭い。
それにフレームが熱くなってヤケドすることがないのはありがたい。
ハヤブサは夏場はめっちゃ熱くなるらしい。


両車共にバックステップが付いててハヤブサはアップハンドルに変わってるんでノーマルのポジションじゃないけどね。

肝心の走行はというとほんとキャラが全然違う。
ハヤブサはアクセルガンガン開けてかっ飛ばすっていうよりも上品な走りが似合う。
スムーズで無理のない大人な走りだけど速度レンジは高いっていう感じかな。
ただフルカウルだけど風はけっこうまともに受けるんで高速ハイスピードツーリングはしんどいけどね。

クネクネ道も流して走る分には良く曲がるから楽しいけど本気で攻め込むってなるとサスセッティングを煮詰めないとって思うけどね。
このハヤブサはリヤサスがオーリンズに変更されてるけど前後共に柔らかい。
今のままでサーキットを走るのは厳しい。

ほんとハヤブサは何でもそつなくこなす優等生って感じで大人な走りが良く似合う。
ジェントルマンなバイクです。


ZX12Rはというとめっちゃとんがってますね~。
ゆっくりのんびりが全く似合わない。(笑)
こいつに乗るとアクセル開けてないといけないような感覚になるんですよ。
もっと回せってバイクが言うてるみたいに。

コーナーも中途半端で曲がると曲がってくれない。
これはハヤブサに乗るまで気付かなかったけどね。
比べてみてはじめてわかりましたよ。
良く曲がると思ってたけど積極的にバイク倒さないと曲がらない。


どっちもだけど直進安定性は抜群。
さすがメガスポーツ。
めちゃくちゃ安定してますよ。

ZX12Rは2世代前のバイクだしハヤブサも新型が出たから1世代前になったけどどっちも現役バリバリで楽しいバイクですよ。

こうして乗り比べるとバイク買う前にレンタルとかして乗ってからバイク選んだほうが良いと思いますよ。
雑誌のインプレとかあるけど乗り手によって感じる感覚が違うからね。
やっぱり自分で乗って確かめるのが一番ですよ。
ただレンタルは新型だけになるけどね。

という感じで両車の特長は全く正反対。
こんなに違うのかなって思うぐらい。
同じメガスポーツってジャンルなのにここまで違うとほんとおもしろいですよ。


今回、友人のハヤブサに乗ってみて違うバイクに乗るのが楽しかったんで最新型のハヤブサやZX14Rにも興味が湧いてきましたよ。
どんなバイクなのかなって。
他にも最新リッタークラスのバイクは乗ってみたいし。
バイクって1台1台個性があるからほんとおもしろい。
機会があったらほんといろんなバイクに乗ってみたいなと思いましたよ。
ほんとバイクは最高におもしろいですね。