2021年7月2日のお話。
フロントに比べたら見た目もキレイだからさっさと終わらしてしまおうということで早速分解。
片押しのシングルピストンなんで超シンプルなキャリパー。
ブレーキパッドのカスも少ないから目立った汚れも少ないから手もあんまり汚れないのがありがたい。
で、ピストン抜いたらキャリパー内部とピストンの奥に茶色い汚れが。
たぶんシリコングリスだと思うけどね。
キャリパーオーバーホールした時にシール類に塗ったのか、新車時のモノかはわからないけど結構な量のグリスがキャリパー内部に入ってましたね。
ピストンとキャリパー内部の汚れを落としてシールは外さずに汚れだけ落としてと思ってたけど、ここにもグリスがたっぷり残ってるんですよ。
おまけにシールが真円になってない。
ちぎれたらイヤだから外したくなかったけどグリスが全然取れないし真円になってないのもきになるんでシールを外すことに。
やっぱりグリスはたっぷり残ってて固まってるところもありましたね。
その割にはアルミが腐食して盛り上がってるところがあったりで、それが原因で真円になってなかったみたい。
汚れは少ないしピストンも1個しかないからすぐに洗浄も終わると思ってたけど思わぬところで手間が掛かりましたよ。
とりあえずシールが収まる溝の汚れをキレイに落とすことに。
溝が深いからやりにくいけどね。
見えない部分もあるんで完全にキレイになってるかはわからないけど大方汚れや腐食は落とせたはず。
あとはキャリパー本体、パッドピン、スライドシャフトと順番にブレーキクリーナーで磨いたら洗浄は終わり。
すぐに終わると思ったのに1時間近く掛かりましたよ。
あとは元通りに組み立てるだけ。
シールにブレーキオイルを塗ってキャリパーに取り付け。
もう一度シールとピストンにブレーキオイルを塗ってピストン挿入。
外す時に比べたら動きが軽くなったんじゃないかなとは思うけど。
スライドシャフトはシリコングリスをたっぷりと塗って取り付け。
動かして溢れたグリスをキレイに拭き取るのを忘れずに。
ブレーキパッドの押さえ金具付けてブレーキパッドを入れてパッドピンで固定してブリーダーボルト付けたら完成。
見た目がキレイだから大丈夫だろうと思ってたけど、不具合があるとは思いませんでしたね。
それもピストンシールが入ってるところが腐食してるとは。
軽い引きずりがあったり、ブレーキの戻りが悪かったはずですけどね。
バイクが軽いから押し引きがラクなんでわかりにくいっていうのはあるけどね。
そのまま使おうと思ってたけど、分解清掃して良かったなとは思うけど。
前後共にブレーキが効かないってことはないけどブレーキのフィーリングは確実に悪かったと思うからね。
これでしっかりと止まれるブレーキになったんで走るようになった時にはガンガン飛ばすことができますよ。