2021年5月29日のお話。

去年の年末に修理することになったハーレー。



触ったことないバイクだからおもしろそうだなってことで復活できるかどうかわからないけど、できる限りのことはやってみるって引き受けたんですよね。

10年放置してたし30年前のバイクなんで修理というよりはレストアに近い。

ただオーナーさんは大型免許を持ってないんですよ。
元々はオーナーさんのお父さんが乗ってたハーレーで亡くなったあと放置。
で、オーナーさんがこのハーレーを復活させて乗りたいってなったんですよね。

長い間放置しててもバイクはガソリンがエンジンに流れて火が飛べばエンジンは掛かるからね。

と安易に考えてたけどハーレーって普通のバイクと違うところがめっちゃ多いんですよ。
おまけにちょこちょこイジってるし車のキャブ付いてるしでキャブのオーバーホールでけっこう手間取ってしまいましたからね。

やっとキャブのオーバーホールの目処が立ったんで、そろそろハーレーのエンジンや車体周りのほうに取り掛かる準備を。

その前にハーレーって車種がわかりにくいんですよ。
エンジンの形を見てエボリューションと呼ばれるエンジンっていうのはわかったけど車検証を見てなかったんでいつの時代のハーレーか全然わからなかったんですよ。
オーナーさんが車検証を見て調べてくれたんでわかったけどね。


92年式スプリンガーソフテイルFXSTS1340cc

これで、やっと年式と車種がわかったんですよ。

エンジンは形見てだいたいのことは調べてたけどオイル潤滑はドライサンプだしミッションオイルは別になってるし、プライマリーオイルっていうのもあるしでオイル関係だけでも普通のバイクと全然違う。

はじめてハーレーイジるんでこれはさすがにサービスマニュアルないとわからないことが多いなと思って気張ってサービスマニュアル用意しましたよ。
 

はじめて見たときはオイル交換のやり方すらわからなかったからね。
まだオイル交換はネット見たら出てくるんですぐにわかったから良いけど。
 

ただオイルクーラー付いてたりキャブが変わってるし、エンジンから出てるホースで余ってるヤツがあったりするんで、そのままエンジン掛けるのはコワイからね。

ということで、サービスマニュアルを用意することにしたんですよ。
ちょっと高かったけど日本語なんでめっちゃわかりやすい。


ただコピーみたいで写真は真っ黒でわかりにくいけどね。
文章でも詳しく説明してくれてるしイラストもあるんでこれでだいたいのことはわかるけどね。


ハーレーはアメリカなんでインチやオンス表記になってるけど、ありがたいことにちゃんと変換表もあるからね。


なかなか丁寧なサービスマニュアルなんで購入して良かったですよ。

サービスマニュアルも手に入れたんで本格的にハーレーのレストアを開始していきますよ。

もちろん予算は最小限で。
バイク屋さんで動くようにするのにいくら掛かるって聞いたら60万って言われたらしいんですよ。
当然そこには名義変更や車検代は入ってないからね。

安く上げれば良いってもんじゃないし、お金を掛ければ掛けるほど良いモノを使ってキレイに仕上がるけど、目標がないとおっさんもおもしろくないんで今回は予算30万円以内で収まるように仕上げていく予定ですよ。

バイクって動くようになって乗り出したらいろいろとお金掛かるからね。

乗り出すまでの予算は最小限にしておいたほうが絶対に良いと思うんですよ。
動かすまでにお金使ってしまうと乗る回数も減るし欲しいモノが出てきた時に買えないしね。

長年乗ってないレストア車両なら走り出したら何かトラブルが出る可能性もあるし。
ある程度乗ってみないとわからないこともあるからね。
 

ハーレー92年式スプリンガーソフテイルのレストアやっていきますよ。
まずはエンジン掛かるのを確認することからはじめていきます。

ハーレーをイジるのははじめてだけど最初がレストアとはなかなかないと思うんですけどね。
まぁおもしろそうだしいろいろと楽しめると思うけど。