2020年11月26日のお話。

ちょっとほったらかしになってたVTR250の中古エンジン。
フライホイルプーラーが手に入ってから仕事がバタバタしてたんでなかなか作業できなくてやっとバラすことができましたよ。


フライホイルプーラーは車用のドレンボルトが使えたんですがちょっと加工が必要でしたね。
フランジボルトになってるんでフランジ部分が大きくてフライホイルに当たって奥までネジ込めませんでした。
サンダーでカットしたら使えたけどね。
 

ドレンボルトでフライホイル外すことができたんでやっと腰下の分解ができました。
あとはバラしていくだけなんでドンドンバラしていきます。

VTR250のエンジンはクランクケースが上下分割なんで腰下分解する時はエンジンをひっくり返すんですがV型なんでひっくり返すと安定しないんですよね。
今回はバラすだけなんで適当な木材を台にしてバラしたけど組むときはきちんと台を作らんとキッチリエンジン組めないんで木材でエンジン台作らないとダメですね。

ウォーターポンプ、オイルフィルター、オイルパン、オイルポンプとエンジン下部の部品からバラしていきます。


はじめてバラすエンジンは構造とか作りとかを見ながらこんな作りしてるんやとかなるほどとか思ってバラすから時間かかるけど楽しいんですよね。

エンジンって基本的な構造は一緒だけどエンジンひとつひとつに工夫があるのがおもしろいんですよ。
このエンジンはオイルポンプとウォーターポンプの駆動がチェーンになってるのがおもしろい。
ただこのチェーンがだるだるなのが気になるけどね。
また組む時に確認するけど。
 

これでやっとクランクケースの分割。
ちゃちゃっとボルト外して上下の分割できました。
 

ミッションはキレイなもんですよ。


シフトフォークも経たりなし。
全然問題ないですね。


クランク外す前にコンロッドのナット緩めて外してからクランク抜きます。


クランクメタルも経たりは無さそうだし傷というほどの荒れ方してないんで大丈夫。


最後にピストンとコンロッド抜いて全バラ完了。


ピストンスカートとシリンダーはキレイな当たりで問題なし。
コンロッドメタルもクランク同様良い感じなんで腰下はキレイなもんですね。

キレイに洗浄して各部のサイズ測らないと経たり具合はわからないけどね。

腰下に関しては全然使えるエンジンですよ。
現状の問題はヘッド。
バルブシートの当たり幅ぐらいですかね。

今年中に部品洗浄と測定をやって来年早々にどうするか考えるようにします。

せっかくバラしたんでノーマルの新車時と同じぐらいのエンジンにはしたいなぁとは思ってるけど当然お金かけるつもりないんで最低限の部品しか買わないけどね。
どんなエンジン作るか考えるのが楽しみなんですよ。