2020年8月6日のお話。
TS200Rのキャブをオーバーホールしてやっと走れる状態にはなったんですが、まだアクセル全開域では濃い状態なんですよね。
ニードルバルブを新品に交換して調子が良くなったので油面が高いというのはわかったんですよ。
ただサービスマニュアルに油面の規定値が載ってないんですね。
洗浄して組み立てるときに確認したけど規定値が載ってなかったんでニードルバルブの動きだけ確認して油面の調整はしなかったんです。
今回新品の部品に交換したときに大きな違いがあったのがニードルバルブで明らかにフロートの位置が上がってたんですよ。
洗浄して走れなくなったときより油面が下がったから調子が良くなったと考えられるので油面を調整することにしたんです。
キャブの油面を調整するときはフロートの高さで合わせることが多いんです。
サービスマニュアルでの基準値もフロートの高さになってることが多いからなんですけどね。
でも今回はノーマルの基準値がわからないんで実油面で合わせていきます。
まずは実油面の確認です。
キャブ本体とフロートの合わせ面を基準にブラスマイナス何ミリって感じで基準があるんですね。
うちのTSの実油面は合わせ面よりも上に10mmほど上がってました。
たぶんなんですが油面がめっちゃ高いと思うんですよね。
だいたい合わせ面からプラスマイナス1mm前後が多いんですけどね。
かなり油面が高いと思うんで合わせ面から3mmにして走ってみました。
吹け上がりはさらに良くなって回転の上がりははやくなりましたが、まだ濃い感じ。
でも、良くはなってる。
ということで、もう少し油面の調整をして様子を見てみることにします。
普通だったらこれだけ油面が高いとオーバーフローすると思うんですけどね。
このキャブは全くオーバーフローしないですね。
良いのか悪いのかわからないけど。