見た目と音は最高にカッコいいビートサイレンサーでしたが、普通に乗るにはしんどくて外してました。


燃料のセッティングが合っていないんです。

3000回転ぐらいまでが、異常に濃くてゴボゴボいってアクセル開けても進まない。
やっと回りだしたと思ったら5、6000回転あたりで息継ぎする。
そこからは怒涛のパワーと音でめっちゃ楽しくなるんですがZX12Rで6000回転以上を使うときってそれなりの速度になるんですよね。

街中や峠なんかで良く使う回転域が調子悪いから燃調を合わせないと使えない。

サイレンサーを売るか燃調を合わせるか悩んだあげく燃調を合わせることにしました。

次に何で燃調を合わせるか?
ここでも悩みました。


サブコンとECUの書換。

うちの12Rも古いバイクですが、値段が安くて色がカッコいいだけで選んだワケではありません。
最終型となる2005年式のB4モデルはラジアルのフロントキャリパーや32bitのECU、サブスロットルの追加など、最新式のバイクと遜色ない装備になっていたんです。
32bitのECUになっていることでECUの書換ができることをバイク購入前に確認していたんですよ。

時代の変化は早いもので2018年にはサブコンでのセッティングが少なくなってきてたんです。

でもサブコンなら自分でセッティングできる。
ECUならお店に出さないといけない。
めっちゃ悩みましたよ。

セッティングってめんどくさいけど、キチッと出たときはめっちゃ気持ち良いんですよ!


それに一度セットが決まれば気温の変化やちょっとの仕様変更だったら、すぐに対応できるから手間が掛かるのは最初のセッティングだけなんですね。

自分でセッティングできるサブコンは良いけどイジれるのが燃料だけ。
そこがネックだったんです。


おっさんと変わらない年齢の人ならわかると思うんですけどキャブセッティングだけしかできないってことなんです。

ECUの書換は点火時期にレブリミット、スピードリミッターのカット、サブスロットルの開度など、できる項目が多岐に渡ります。
うちの12Rは電子制御が最小限しかないから、これぐらいしか変更できないけど、最新式のバイクだったら他にもいろんなことができるんです。

ただ自分でできないからお店に任せないといけない。
仕様変更すると書換してもらわないといけない。

どっちにもメリット、デメリットがあってめっちゃ悩みました。

ECUの書換で有名なのがMOTO JPさんと10ファクトリーさん。
MOTO JPさんは関東なので、兵庫県の10ファクトリーさんなら持ち込んでやってもらえるなって思ってたんです。

それと平行して海外サイトを調べていたら自分でECUの書換ができるツールがあるのを見つけたんです!

Google翻訳でサイトを読み漁り、カスタムマップと編集ツール、書換に必要なアダプターがセットになっていて、これなら自分でできそうだなと思い2018年の10月に購入しました。

それがWoolichRacingというところのECU書換ツールでした。
あとあと調べたら10ファクトリーさんのところがWoolichRacingの日本代理店で一応国内向けにマップを作り直してるとのことでした。

なんでも自分でやりたいおっさんは自分でECUの書換にチャレンジすることにしたのでした。