2018年の暮れにバイク仲間との忘年会でオフロードやろうって誘われてからYOUTUBEで林道の動画を観るとめっちゃ走りたくなったんです。
オフロードバイクの購入を妻に相談するも見事に却下。
購入は諦めたけどオフロードバイクは欲しい!
バイク仲間にオフロードバイクないって聞いていたら、5年以上乗ってないけどKDXで良ければって嬉しい知らせが。
喜んで早速引き上げに行ったのが2019年の2月でした。
我が家にやっきたのが92年式のKDX250SRです。
いろいろと忙しくて引き上げてから3ヵ月ほど放置状態だったのですが、じっくり現状を確認してみると悲しいほどボロボロの状態でした。
外装は太陽の日差しで焼けてカサカサになってるし、フロントフォークはアルミの腐食が激しくて膨らんでいる状態。
こんなに腐食しているアルミは初めてみましたよ!
当然足廻りは前後共にオイル漏れしてるし、シートも破れてる。
スポークは錆びだらけで元々茶色なんちゃうのっていうぐらい錆びてました。
それでも5年前までは乗ってたからエンジンは大丈夫っていう言葉を信じてレストアがんばろうって自分を励ましてたんですよ。
とりあえずエンジン掛かればヤル気も出るだろうと
どろどろのキャブのオーバーホールから取りかかりました。
ありがたいことにダートフリークっていうオフパーツのメーカー?ショップ?どっちかわからないけどキャブのオーバーホールキットが出てたから注文すると廃盤でした。
お店の人が親切で足りない部品があるけど個別で用意することができますってことでお願いして、なんとかオーバーホールできるだけの部品を調達できました。
中を開けてビックリで各種ジェットの穴は埋まり、全く使える様子はありません。
取り外そうにも強固に固着してるのでジェットがもげそうになるので、ホームセンターで手鍋を買ってキャブを煮込むことに。
15分ぐらいキャブを煮込んだら見事にジェット類が外れました。
数日経ってから時間のあるときにキャブを装着し、混合ガソリンを作ってキックするも全く掛かる気配なし。
50発ぐらいキックしたけど、エンジン掛かる前に足の裏と太ももが悲鳴をあげてしまい、この日は断念。
その後、同じようなことを4、5回繰り返し、何度か掛かったことがあったけどすぐに止まり、ちゃんと掛からない。
キャブにガソリンはちゃんと来てるし、火も飛んでいる。
でもエンジンにガソリンが行ってない様子でプラグが乾いている。
これはおかしいと思いリードバルブが割れてるのかなと思い外してみると悲しい事実が判明しました。
ピストンがガリガリになってたんですよ!
エンジン死んでるやんけ!
生きてるって言うてたからボロボロでもちゃんと直そうって思ってたのに…
そのまま置いておくと場所も取るので、エンジン降ろすついでにバラバラにして保管することにしました。
エンジンの被害状況を確認するために腰上をバラすと見事に焼き付いてました。
確実にオイルの入れ忘れによる焼き付きでした。
シリンダー、ピストン関係は完全にアウト。
この時点でショックが大き過ぎて腰下をバラすのは止めました。
30年近く前のバイクだからどれだけ部品があるかわかりません。
直せるかどうかは部品次第ですからね。
純正部品の在庫状況を確認してもらったらシリンダーは廃盤でピストンはありました。
新品のシリンダーがあっても5万円近くするので、タダのバイクでエンジンに5万は出せませんけどね。
KDXはメッキシリンダーなので再メッキするという方法もあるけどキズが浅い場合だけ。
深いキズは確認してみないとわからないといことでこれも断念。
できたとして再メッキでも4万円近くかかるみたいなので、すぐにはできそうもないので2019年中にオフロードデビューするのを諦めたのが7月でした。
バラバラになって眠りに入って1ヵ月が経った頃にヤフオクでシリンダーを発見。
値段も手頃な1万円写真でみる限りはキレイで傷らしい傷はなかったので迷わず落札。
届いて開けてみたら新品シリンダーだったんです。
まさかの新品シリンダーゲットで大喜び。
でもピストン買うお金まで出てこなかったので、来年からコツコツ直して行こうと思い、すぐに復活させるのを諦めてたら、TSあげるよって話が!
また2ストやんって思ったけど譲っていただけるだけでもありがたい話なので、遠慮なくいただきました。
そんなこんなでTSがやってきたのでKDXの修理は止まってしまいました。
エンジンの他にやらなけらばいけないことが多いので、どうせ直すなら新品シリンダーも手に入ったことだし完璧に直してやろうと思っています。
でも先に中華ゴリラを仕上げたいからKDXが動くようになるのははやくても来年になりますけどね。
去年から2ストエンジンに縁があって今年も1台2スト250のエンジン組んだばっかりなんですけどね。
クランクのオイルシールが逝ってしまいミッションオイルを吸い込んで白煙吹きまくりの珍しいカワサキの2スト250KR1のエンジンです。
このバイクも32年前のバイクなので純正部品が廃盤でしたがヨーロッパでオイルシールを手に入れて復活することができました。
2ストエンジンはめっちゃ楽しいエンジンでおっさんも大好きなので、絶滅の危機の手助けをしていきたいなぁって思ってます。