バイクに長時間乗ってるとお尻が痛くなりますか?
おっさんはお尻が痛くなることは滅多にありません。

全く痛くならないかっていうと、そんなことはなくてスクーターやTSに乗ってるときはお尻が痛くなるんです。

スクーターは跨がって乗るというよりも座るという感覚になりますよね。
だから体重がお尻に乗ってしまうんですよ。
下半身でホールドしにくい乗り方になるので、長時間乗ってるとお尻が痛くなるんです。

オフロードバイクのTSは下半身でホールドできるからお尻が痛くならないだろうと思うでしょ?

足が届かなくてアンコ抜きしまくってスポンジ部分がほとんど無くなったからプラスチックの上に乗ってるとようなもんなんです。

そこまでアンコ抜きしても太もも乗りの片足爪先立ちだから信号待ちは地獄ですけどね。

だから下半身ホールドしてお尻に体重かけてなくてもちょっと座るだけで痛くなるんです。
走行中は軽いケツバット食らったような感じでちょっとずつ痛くなってくるんですよ!

スクーターやアメリカンはドカッと座って乗るから長時間乗ってるとお尻が痛くなるのが普通なんですが、その他のバイクはお尻が痛くなるということはバイクの乗り方に問題があるんです。

SSやレーサーレプリカ、ネイキッドやオフロードバイクだったら下半身ホールドが基本で走行中は前後左右に身体を動かしてバイクをコントロールしないといけないからお尻に体重が乗ることがないんです。

体重が乗るのは基本はステップなんですよ!



ステップワークがきちんとできていればお尻が痛くなることはあまりないんです。
2時間ぶっ通しで走行してもお尻は痛くなりません。

でも太ももやふくらはぎは少し張ってくるかもしれないけどね。

ステップですが足のどの部分を乗せてますか?
土踏まずの人多くないですか?
教習所では土踏まずをステップに乗せるって教わりますからね。
でも、土踏まずに力を掛けることができますか?

たぶんできないと思います。

人間の構造上の問題です。
足の裏で力を掛けることができるのは爪先です。
足の親指から付け根に掛けてが一番力が掛かり、力加減をコントロールできるんです。
普段の生活でも良く使う場所だから日頃から鍛えられてます。

だから全体重が爪先に乗ってもそんなにしんどくはならないんですよ!

さすがにずっと爪先立ちしてるとふくらはぎが痛くなったりするけど、バイクに乗ってるときって、さっきも言ったけど前後左右に下半身を動かしているんですよ。
車線変更や曲がるときなら足先の横やくるぶし、かかとの内側あたりに力が掛かります。

ブレーキングや加速時は両足首から下の部分、曲がるときや車線変更のときと同じように足先の横、くるぶし、かかとの内側でバイクをホールドするんです。 



よくニーグリップって言いますが、ニーグリップだけでは不十分なんです。
ニーグリップだけで体重を支えるのがキツイから腕に頼ってしまうんです。
でも、それだと上半身に力が入ってバイクのコントロールを妨げてしまうんですよね。

だから下半身全体を活用するんです。
そのほうがよりホールドできますよね。
そして力も分散されるから疲れないんです。

ステップワークとニーグリップはセットなんです。
でステップワークを使うには爪先立ちが基本になってくるんです。



爪先立ちだとシフトアップやダウンができないだろう!
リヤブレーキも踏めないから危ない!

こんな風に思う人がいますが、シフトアップとダウンのときは足を移動して行えば良いんです。

ステップの上に土踏まずを持っていけば良いだけです。

めんどくさいって言う人がいるんですが、慣れの問題でめんどうではありません。
スッと移動できます。

それよりもお尻が疲れるほうが問題あるし、きちんとバイクをホールドできないほうが危険ですからね。
足って普段から使ってる部分だからそんなに疲れないんですよ。

先日ブレーキの記事で話したけどリヤブレーキは踏み込むことはないんです。
リヤブレーキを使う時は繊細なコントロールが必要な時なので両足首でキッチリバイクをホールドして爪先でリヤブレーキをコントロールしなければいけないんです。

それぐらい重要な操作が必要な時に足の移動がめんどうなんて思うこと自体がおかしなことだと思いませんか?

ニーグリップはできてると思うのですがステップワークは意外とできていない人が多いんです。

どっちが重要かと言えば複雑に動かすステップワークが重要なのはわかりますよね。

ニーグリップはステップワークの補助ですが両方セットでなければうまく活用できないんです。

ステップワークとニーグリップ。
両方をキッチリできれば長時間乗ってもお尻が痛くなることなんて無くなりますよ!

ロングツーリングが楽しくて金欠にならないように気を付けないとダメだけどね。