自分のバイクのサスペンションって触ったことありますか?
ほとんどのバイクは最低でもリヤのスプリングの調整ぐらいは付いているものです。
なぜ調整機能が付いているのか?
体型や体重って人によって全然違うからなんですよ!
体重が違うとバイクの姿勢が大きく変わってしまうんです。
体重が軽い人が乗るとバイクはほとんど沈まないけど体重が重い人が乗ると大きく沈みますよね。
沈み方も前後同じように沈めば良いのですが、沈むときはリヤのほうが大きく変化するんです。
体重が軽いと前下がり、重いと後ろ下がり。
体重の違いでバイクの姿勢が変わると同じバイクでも乗り味が全く変わってくるんです。
軽い人だと良く曲がるバイクだなと感じるし、重い人だと曲がらないバイクだなとなるんです。
バイクの姿勢でバイクの特性が全然違うものになるんです。
一般的な体重は60キロで設定されていることが多いんです。
あなたの体重が60キロに近ければ今のままで大丈夫です。
でも、女性や痩せている人、おっさんみたいにチビな人は標準体重よりも10キロ近く少ない場合が多いんです。
そうなるとバイクはほとんど沈まないんですよ。
バイクが沈まないとゴツゴツして跳ねるように感じるし、低い速度のときでは前後サスがあまり動かないから安定感が無くてコケるんじゃないかって思ってしまうんです。
前下がりになっているからバイクの動きが敏感になって怖くて曲がりにくいってなったりします。
逆に体重が重いとちょっとスピードを上げるとフラフラするし、曲がるときは重たくなって曲がらないと感じてしまうんです。
こんな状態ではバイク本来の性能を引き出せていないのはわかりますよね。
バイクの本当の実力を知るためには自分の体重に合わせてリヤサスを調節して標準的な姿勢にしてあげないと全くわからないんです。
あなたが標準的な体重とは違うと思ったらリヤサスの調整をしてみて下さい。
ロードバイクだと基本はバイクに乗った時にリヤサスが20から30mmほど沈むぐらいにする。
オフロードバイクだとバイクに乗った時に60から80mmほど沈むぐらいにする。
たったこれだけでバイクの動きが今までとは違うはずです。
今までとは違うから違和感があるかもしれないけど、それが本来のバイクの性能なんです。
違和感があっても絶対に乗りやすいはずです。
だってメーカーが時間を掛けて開発してるんですから。
サスペンションセッティングやサスペンションの交換をするのは良いけど、その前にバイク本来の性能を味わってから自分の好みにして欲しいなぁと思います。
リヤサスのスプリングを調節する工具がないっていう人が多いと思いますが、ネジ式だったら大きめのマイナスドライバーをハンマーで叩けば回せます。
この先バイクに乗り続けるなら2000円ぐらいで買えるので持ってたら一生モノです。
高くないと思いますよ。