先日バラしたセローエンジンですが、ミッションブローの原因は6速全開時のオイル切れによる焼き付きが原因かなと推測できます。
エンジンオイルが原因の傷跡が他にも見られます。
シリンダー
ピストン
カムの軸受け部
これらのかじり(傷)はエンジンオイル管理の悪さが原因です。
今の時代は4サイクルエンジンが主流です。
私みたいなおっさんは2サイクルエンジンのバイクに馴染みがあるし、乗ってた人も多いと思いますが、今は絶滅危惧種で乗ってる人はほとんどいません。
4サイクルは環境に良いし、燃費も良い。
エンジンの耐久性も高いから今の時代に合っています。
ただ機械モノなので扱いが悪いとやっぱり壊れてしまうんですよ。
エンジンがダメになると部品点数が多いから修理するとなると凄い金額になってしまいますからね。
そこで、重要になるのがエンジンオイルです。
エンジンオイルって入っていればOKってワケじゃないんですよね。
劣化して油分が無くなってきて水みたいにサラサラになってくるんですよ。
そうすると金属同士がぶつかり合ってるエンジン内部の部品が削れて熱を持ち壊れていくんです。
またバイクのエンジンオイルは車みたいに長期間持たないんです。
最近の車は1万キロ、1年間とかになってますが、バイクは車の半分以下しか持たないんです。
飲み物で例えるとバイクのエンジンオイルは、フタの空いたペットボトルで車のエンジンオイルはフタの閉まったペットボトルだと思っておけばわかりやすいかな。
バイクのエンジンオイルは外気にさらされているので劣化がすごくはやくなるんですよ。
それにエンジンだけじゃなくミッションオイルも兼ねています。
エンジンオイルに求められる性能が車よりも高くなっているんです。
その点、4サイクルのスクーターはミッションバイクに比べると少しは長持ちしますけどね。
だからいって車と同じように思っているとエンジンを傷めてしまうことになるから気を付けて下さいね。
どっちにしてもバイクのエンジンオイルは劣化がはやいのでマメにチェックするようにして下さいね!
オイルの量と汚れ具合の確認で良いので、1000キロ越えた辺りか、2、3か月に1回ぐらいは確認しておけばエンジンオイルが原因で壊れてしまうことはありませんからね。
わからないときはバイク屋さんに聞けば良いけど、悪くなったオイルの状態を見せてもらって今後に役立てるようにしてくださいね!