北アフリカのリビアで、内戦の終結後も活動する民兵組織の解散などを求めていたデモ隊が民兵組織に攻撃されて、少なくとも27人が死亡しました。
リビアでは、おととし、激しい内戦の末、当時のカダフィ政権が崩壊しましたが、内戦に参加した民兵組織の多くがその後も解散せずに各地に拠点を構えて活動し、中央政府による統治を脅かす状況が続いています。
これに反発する市民が15日、首都トリポリで民兵組織の解散や政府軍への統合を求めて大規模なデモを行ったところ、民兵組織のメンバーによって攻撃されました。
リビア政府によりますと、少なくとも27人が死亡し、200人以上がけがをしたということです。
地元メディアなどによりますと、民兵組織側は、対空砲やロケット砲なども使って攻撃したということで、現地からの映像には銃声が鳴り響くなか多数のけが人が運び出される様子が映し出されています。
民兵組織側は、デモ隊も武装しており先に発砲してきたと主張していますが、デモを呼びかけた団体は平和的な抗議活動だったと訴えています。
リビアでは内戦中に出回った大量の武器の回収が進んでおらず、今回の衝突をきっかけに暴力の応酬が広がり、混乱が一層深まることが懸念されています。