
日本とロシアの間で初めてとなる外務・防衛の閣僚協議が東京で開かれ、テロや海賊に対処するための自衛隊とロシア軍の共同訓練を行うなど、両国の安全保障分野の協力を強化していくことで合意しました。
日本とロシアの間で初めてとなる外務・防衛の閣僚協議、いわゆる2+2は、日本から岸田外務大臣と小野寺防衛大臣、ロシアからラブロフ外相とショイグ国防相が出席し、外務省の飯倉公館でおよそ2時間行われました。
閣僚協議のあと、4人の閣僚はそろって記者会見に臨みました。
この中で、岸田外務大臣は「経済・人的交流などの分野で日ロ関係が大きく進展するなか、安全保障分野でも協力を深めることは、日ロ関係のレベルを高めるうえで不可欠だ。日ロの新たなページを開く良いスタートが切れた」と述べました。
一方、ラブロフ外相は「朝鮮半島情勢や領土紛争、それに、テロなどの問題を解決するために、両国がより緊密に協力することが、双方の国益になることを確認した。閣僚協議を定期的に開催することで一致し、来年、モスクワに日本側を招待した」と述べました。
閣僚協議では、北朝鮮の核問題などの東アジア情勢や、日ロ両国の安全保障分野の協力の強化などを巡って意見が交わされました。
そして、テロ対策や海賊に対処するため、自衛隊とロシア軍の共同訓練を行うことを確認したほか、サイバー攻撃への対応策を検討する実務者協議を発足させることなどで合意しました。
閣僚協議に先立って1日夜、行われた外相会談では、北方領土問題の実質的な協議の場となる外務次官級の協議を、来年1月末から2月上旬の間に、開催することなどで合意しており、日本政府は、ロシアとの信頼醸成をはかり北方領土交渉の進展に向けた環境整備につなげたい考えです。