“偽装表示”問題 追加調査へ | anniniのブログ

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大阪の「阪急阪神ホテルズ」がメニューの表示と異なる食材を使っていた問題で、出崎弘社長は28日夜に会見し、「お客様への裏切り行為にほかならず、偽装と受け取られてもしかたがない」と述べて謝罪し、信頼失墜の責任を取って来月1日付けで社長を辞任する一方、会社として追加の再調査を行う方針であることを明らかにしました。

この問題で、「阪急阪神ホテルズ」は、メニューの表示と異なる食材を使っていた47件のうち6件で従業員の意図や経緯などについて再調査を進めてきました。
出崎社長は28日夜に会見し、再調査で従業員の意図的な偽装はなかったことが確認できたとする一方で「多くのお客様への裏切り行為にほかならず、表示の誤りを超えており、偽装と受け取られてもしかたがない」と述べ、改めて謝罪しました。
そのうえで、信用失墜が阪急阪神グループ全体に及んでいる責任を取るとして、来月1日付けで社長を辞任することを明らかにしました。
一連の問題が起きた要因については、正確な表示の意識に欠けていたことや、部門間での情報伝達が不足していたなどとしたうえで、「客の視点に立ったチェックが不足していた」と述べました。
さらに、背景として、経営統合を繰り返して今の会社ができたため、社内の融和を図ることが重視され、「従業員が過ちを犯すことを前提にした審査やチェックの態勢が欠けていた」と述べました。
一方、出崎社長は、再調査の対象とならなかった41件のうち、経緯が不明確なものについて、今後、会社として追加の再調査を行う方針であることを明らかにしました。

問題が浮き彫りに
今回、6件のメニューを対象に行われた再調査では、業界の習わしにとらわれた思い込みや、部門間の情報伝達の不足といった問題が浮き彫りになりました。
「芝エビ」を使ったとする中国料理のコースメニューの1品には、「バナメイエビ」という安いエビが使われていました。
今月24日の記者会見で「偽装ではないのか」という質問が相次ぎ、会社側は、再調査の実施を余儀なくされました。
再調査で、調理担当者は、「バナメイエビであることは認識していたが、小さなエビは芝エビと呼ぶものと思い込んでいた」と話したということです。
28日夜の会見では中国料理を担当する調理部門の責任者が登場し、「芝エビは小エビの総称という認識でおりました」とひと言だけ説明する場面もありました。
京野菜の1つ、「九条ねぎ」を鶏料理に添えたパーティー料理の1品では、一般的な別のねぎを使っていました。
再調査では、仕入れの関係で九条ねぎが手に入らない場合、別のねぎを使うことを調理の担当者がサービスの担当者に伝えていたものの、サービス担当者が添えものの野菜の変更までは客に伝えなくても問題ないだろうと判断したとしています。
大阪市内の公立病院のレストランで提供されていた「天ぷらそば」は、メニューでは信州産のそばを使っているとしていましたが、実際には、ほかの地域や中国産のそばを使っていました。
再調査によりますと、調理担当者が交代してそばを変えたのにメニューの表示を確認せず、信州という表示がそのまま残ったとしています。
「手作りチョコソース」をうたったデザートには、実際には既製品のチョコレートソースが使われていました。
再調査によりますと、当初は既製品にひと手間かけていたため、メニュー表示の担当者が「手作り」と書きましたが、その後、既製品をかけるだけになっても、表示に反映されなかったということです。
このほか、2種類の豚肉では、業者が偽って納入したり勘違いで別の種類の豚肉に変更したりしていたということです。