ニューヨーク 6日 ロイター] - 米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)が電子書籍販売で反トラスト(独占禁止)法に違反したとする問題で、マンハッタン連邦地裁のデニス・コート判事は6日、再発防止に向けた裁判所命令を発した。
これによって、アップルと、電子書籍の価格吊り上げで共謀していたとされる出版社5社との契約が制限される。
また、同判事は、今後2年間にわたりアップルの反トラスト(独占禁止)法順守に向けた方針や手続き、研修などを審査する外部監査役を指名する方針を明らかにした。
今回の命令は5年間有効。必要に応じ1年ごとに延長することが可能。
アップルの広報担当は「アップルは電子書籍の価格操作には関わらなかった」とし、今回の裁判所命令について異議申し立てを行う考えであることを明らかにした。
コート判事は7月10日、アップルが電子書籍の販売で米国の主要出版社5社と共謀して価格を吊り上げていたとして、反トラスト法に違反したとの判断を下した。
これを受け、原告の米司法省と33州・領土側は再発防止に向けた是正策を提示。コート判事はこの日、これら提案を基に最終的な命令を発した。
共謀したとされる出版社は、ラガルデール(LAGA.PA: 株価, 企業情報, レポート)傘下のアシェット・ブック・グループ、ニューズ・コーポレーション(NWSA.O: 株価, 企業情報, レポート) 傘下のハーパーコリンズ・パブリッシャーズ、ペンギン・ランダム・ハウス、CBS(CBS.N: 株価, 企業情報, レポート)傘下のサイモン・アンド・シュスター、マクミラン。いずれも当局と和解している。