以前の記事で最後の春休みに
「成功体験を積む」ことを目標に掲げたことを記しました。
では、そもそも「成功体験を積む」とはどういうことか?
積むにはどうすればよいのか?
そして、それを積むことでどういった効果があるのか?
この3つに焦点を絞って話していきたい。
■□「成功体験を積む」とはどういうこと?■□シンプルに答えてしまえば、
良い結果を生み出すこととなるだろう。
もっと掘り下げて、さて
「良い結果」とは何だろうか?一つ例題を出して考えてみよう。
学校の数学の試験で95点を獲った生徒がいました。
それを親に知らせて、親が「うわー、良い点数(=結果)だったじゃない!」
と喜びました。この一連の話を聞いて
「え??」
と何か引っかかる感じを覚えるだろうか。
つまり、
「95点」という点数を聞いただけじゃ、
良い点数か悪い点数かわからないのだ。それはなぜか??
先ほどの例題に一つ情報を付け足してみよう。
学校の数学の試験で95点を獲った生徒がいました。
その科目の学年の平均点が97点という高水準だったそうです。こうなると、どうだろう?
「良い結果ではなかった」と一つの結論を出すことができるだろう。
つまり、「良い結果」かどうか判断するためには
一つの基準が必要であることが明確である。当たり前のように思えるかもしれないが、
人と話をしていて、意外とその当たり前を忘れてしまっている、と感じることがある。
■□「成功体験を積む」にはどうすれば良いのか?■□前テーマの内容を要約してしまえば、
物差しのないものを成功(良い結果)かどうか測ることは難しいということだ。
なら、
物差しを作ってしまえばいい。さっきの例題をもう一度見てみたい。
学校の数学の試験で95点を獲った生徒がいました。
その科目の学年の平均点が97点という高水準だったそうです。ここで、私は
「『良い結果ではなかった』と一つの結論を出すことができるだろう。」
と述べた。
この「一つの結論」という言葉に意味があるのがわかるだろうか。
つまり、
ある情報から出る結論は決して一つではない。
その受け手の基準や物差しによって、結論はAにもBにもCにもなりうるということだ。
さきほどの例題に文をいくつか足してみたい。
学校の数学の試験で95点を獲った生徒がいました。
そして、その生徒は今回の試験でさらに苦手の数学という科目。
今まで獲ったことのない90点台を目指して勉強していました。
その科目の学年の平均点が97点という高水準だったそうです。親や教師は平均得点より下で「良い結果ではない」かもしれないが、
この生徒にとっては一つの「良い結果だった」とも言えるのだ。
多少この生徒には物差し・基準の立て方に問題があると思われるが、
彼が考えた彼なりの基準であり、かけがえのない成功体験だと言える。
物差し作りと、
じゃぁそれをどうやったら達成できるのか?という計画をたてること
この2つが重要だ。
■□「成功体験を積む」ことでどういう効果があるのか?■□先ほどの例題の生徒は今回の試験を経験し、どう思っただろうか?
想像力を膨らまして考えて欲しい。
「当初の目標だった90点以上は獲れたぞ!」
「平均点以下だったのか~。くそ~。」
「あと5点で100点だったのに。。。」
私が思いつく限り、この3つしかないが他にもあると思う。
彼はこの試験で今後の数学の勉強のやる気をなくすだろうか?
私はそうは思わない。結局その生徒次第だろうが、
おそらく彼は
「よし、次の試験では平均点以上を目指すぞ!」と少なくとも思うはずだ。
ここで重要な点は2つある。一つは目標を立てて物事に取り組むことで、結果の良し悪しに関わらず、
目標の立て方自体を勉強することができるということ。先ほどの例であれば、「90点以上」という数字に拘った目標から
「平均点以上」というクラス内或いは学年内順位に拘った目標にシフトしていることがわかる。
二つ目はどんな目標でも達成することで、快感と自信をつけることができることだ。この経験によって、努力しそれを達成することへのモチベーションが増すのだ。
また、心理学者(?)であるジョセフ・マーフィー博士は次のように言っています。
「イメージで自分が望む姿をありありと想像することで
実際の自己像がイメージに近づいていく(シネマティックス)。」つまり、成功体験を仮想でもイメージすることで、
成功達成へのモチベーションが高まり、実現しやすくなる、ということです。
ミスタージャイアンツの長嶋茂雄氏も次のように言っています。
「バッターボックスに立つときは、いつも自分が
ホームランを打つシーンをイメージしていた。」
そのポジティブなイメージを持つことが、
成功を得る、メンタル・マネジメントだと言えるでしょう。
【参考】○ジョセフ・マーフィー氏著本
○「プロフェッショナルの条件」 P.F.ドラッカー
○「問題発見プロフェッショナル」 斉藤嘉則
○「図解 コレならわかるシックスシグマ」 ダイヤモンド・シックスシグマ研究所
【協力】Change Drivers' Community