陽春歌舞伎2024 | キャッツRunRun(ランラン)

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2014年南房総市に移住。
6匹の猫
(チーム名ニャンギラス)と日々の出来事、
お客さま猫さんの様子を
ほぼ毎日綴ります。

こんばんは、はなえです。


昨日はこちらに行ってきました!
(長文です)


十八世中村勘三郎 十三回忌追善
中村勘九郎 中村七之助
中村勘太郎 中村長三郎
陽春歌舞伎特別公演 2024





府中の森芸術劇場、どりーむホールです。
東京に住んでいた頃、
府中はよく行きましたが
ここは初めて。




大きさは、中規模くらいでしょうか。
満席でした。




2月の歌舞伎座にもありました。
勘三郎さん、ご覧になっていますか。




一、トークコーナー
巡業ならでは、中村屋ならではの
楽しいひととき。

中村勘九郎、中村七之助、
中村勘太郎、中村長三郎、
中村鶴松(敬称略)の5人が壇上に。


コロナ前に拝見した時(かなり前)は
勘九郎、七之助の2人。
5人になって華やか。


目玉は質問コーナー。
お客サイドから5人に直接話しかけられます。
あぁ、席がもっと近ければ
手を上げたのに。


長三郎君の天然な話し方、
あわわとまとめるお父さん勘九郎。
漫才のよう。
七之助、鶴松さんはそつなく喋り、
勘太郎君は優等生のような受け答え。
大いに笑いました。


二、鶴亀

中村屋のお弟子さん三人による舞踊。
さすが、踊りが上手。
おめでたくて華やか。
着物が明るい色で、目にも楽しい。


三、舞鶴雪月花
(ぶかくせつげっか)


春、秋、冬の季節を
桜、松虫、雪だるまの精が踊る
わかりやすくてテンポがいい舞踊。


春、桜の精、七之助が可愛らしく、美しく、
爽やかな色氣で踊ります。
なんだか着物がモコモコしてるな~と 
思っていたら
舞台袖に体が隠れた瞬間早変わり。
桜花の桃色着物から葉桜の薄緑色に。
そして、花道ではないけれど
舞台端、私の目線どまんなかに止まり
踊りました。


席がいまいちだったけど
この一瞬に、そんなこと吹き飛んだ!
あぁ手が届きそう。


秋、松虫親に鶴松さん、
子が勘太郎君、長三郎君。
勘太郎君、体がしっかりしてきて
鶴松さんといても見劣りしない。
長三郎君は、二月の連獅子同様
よろけちゃったけど愛嬌たっぷり。
三人の緑色の着物が
綺麗にグラデーションになってて
素敵でした。


冬、雪が降る音、
太鼓のとんとんとんとんが響く。
舞台は夜の雪降り。雪だるまが一つ。
コミカルな動きの勘九郎さん。
顔は黒炭の化粧。唇は真一文字。
リズミカルにおどけていたのも
つかの間、次第に夜が明けてくる。
体が溶けていくので周りの雪で補修する。
どんどん溶けて、
最後は炭と黄色い回しだけ残った。
哀愁漂うキャラクターでした。




正味一時間半くらい。
あっという間でした。
母と叔母と三人でご機嫌さんでした。
春休みのせいか、
小学生、高校生も来ていて
歌舞伎初めての方にも
楽しめたんじゃないかと。
(少し上から目線)
もちろんよく観てる人も。


これで、また仕事が頑張れます。
行ってよかった。
ありがとう。


最後までお読みいただきありがとうございますm(__)m