朝、しっかり起床。今日は志望している会社の一次選考だった。
時間に余裕を持って、家を出てゆっくり駅まで歩いていく。
人事担当の人が電話を掛けてきた時、「一次選考はグループワークを行います。」と言っていたのを思い出す。
だが、選考を受けるのはたったの3人だ。グループワークで何をするのだろう。
…と考えている間に会社へ到着。1番に着いてしまった。
トイレに言って戻ってくると、自分がコートを掛けておいた席の隣に後から来た受験者が座っていた。
グループワークなのに何故、真横に座るんだ。そう思っていた。
受験者が揃い、選考が始まる時間になった頃、人事担当の人が3人、ぞろぞろと部屋に入ってきた。これはまさか。人事の一人が口を開いた。
「はい、ではこれから一次面接の方をさせていただきます。」
で、出たー。グループワークじゃなかったー。面接の事など何も考えていない。
そんな時に限って質疑応答は俺から。何故なら1番に会社にたどり着き、1番端の席に座っていたからだ。
それでも焦らずに難無くこなせた。面接をしたのは半年ぶりだった。
少し事業と無関係な事を言ってしまったかもしれない…が、面接なんて事前に何を言うかを考えていく方が、かえって上手くいかない事は承知済みだ。
面接の後は、小論文を書かされた。用意された4つの項目(お題)の中から2つを選び、文章を書いていく。
書かなければいけない量はそれほど多くはなかった。
文章を書くのは大好きなので、論文の試験は全く苦で無い。面接で上手くいかなかった部分をここでカバーだ。
1時間以内に面接と小論文を終え、帰宅。まだ昼過ぎだった。
家の近所につけ麺が食べられる所はないかとふらふらしていたら、あった。近頃、つけ麺が旨すぎて堪らない。つけ麺の為に、各地を転々としたい。
今のところ、つけ麺のスープは少しとろみを帯びている方が好みのようだ。
そういえば今日はバレンタインだった。相変わらずチョコレートは貰えない。
テレビを観ながらうどんと納豆と豆腐を食べた。
甘い生活とは程遠い暮らしの典型的な模範の様子である。
自宅のポストの中は空っぽだと分かっていながら、わざと開けてみる。
周りに人がいないか確認してから一言。
「…なんてね。」
イタすぎる自分の影が後ろに立っている気がした。
おしまい