『では2階へ・・』その誘いの言葉から1分、いや30秒ぐらいか、はっきりとは覚えてないけどそれぐらいの時間は流れていたと思う。個々に呼吸を整え、不動産屋の後に続き、ヒロシと俺は痩せ細った階段を上る、一段一段ゆっくりと・・見た目より不思議で可笑しなくらい長く感じる階段を・・。2階に上がると、まず左側の部屋を紹介される、綺麗な洋室、考えられるのは家族なら兄弟一緒の子供部屋か、夫婦であれば寝室だと思う。ベランダに繋がる窓があり、光りも入り風通しも良さそう。フローリングの床には子供の勉強机を移動した時に出来たのか、それとも引越し時に洋服タンスを移動していて落としたのか、浅い傷や深い傷が無数にある・・部屋よりもなんて事ないその床が気になるのも妙な話なんだけれど、床に無数にあるその傷は、眺めれば眺める程、文字の様に見え、その文字が繋がればメッセージの様にも思えてくる。。。文字を見つめても結局は分からないままだったが、ベランダの窓の手すりに降りて来た一羽の大きなカラスが目に入った俺は、「ちょっと・・とりあえず・・1階に下りようぜ・・」とヒロシに言う。気付かなかったのか、タイミングが遅すぎたのか、ヒロシはもう既に次の部屋へ案内されていた。。。そぅ。。。あの和室へ。。。。。。続く。
『では2階へ・・』その誘いの言葉から1分、いや30秒ぐらいか、はっきりとは覚えてないけどそれぐらいの時間は流れていたと思う。個々に呼吸を整え、不動産屋の後に続き、ヒロシと俺は痩せ細った階段を上る、一段一段ゆっくりと・・見た目より不思議で可笑しなくらい長く感じる階段を・・。2階に上がると、まず左側の部屋を紹介される、綺麗な洋室、考えられるのは家族なら兄弟一緒の子供部屋か、夫婦であれば寝室だと思う。ベランダに繋がる窓があり、光りも入り風通しも良さそう。フローリングの床には子供の勉強机を移動した時に出来たのか、それとも引越し時に洋服タンスを移動していて落としたのか、浅い傷や深い傷が無数にある・・部屋よりもなんて事ないその床が気になるのも妙な話なんだけれど、床に無数にあるその傷は、眺めれば眺める程、文字の様に見え、その文字が繋がればメッセージの様にも思えてくる。。。文字を見つめても結局は分からないままだったが、ベランダの窓の手すりに降りて来た一羽の大きなカラスが目に入った俺は、「ちょっと・・とりあえず・・1階に下りようぜ・・」とヒロシに言う。気付かなかったのか、タイミングが遅すぎたのか、ヒロシはもう既に次の部屋へ案内されていた。。。そぅ。。。あの和室へ。。。。。。続く。