垣根涼介の「ヒートアイランド」を読みました。

この手の作品を読んだのは久々です(ジャンル分けが難しいのである意味初めてかも)ノワールかと思って読んでいましたがそうではなかったです。巻末の解説でもそう解説されていました(理由は主人公が破滅に向かわないから)。

あらすじはというと渋谷でファイトパーティーを主催していることで一部では有名なアキとカオル。かつてカオルは親から独立して生活するためにファイトパーティを興行し、生計を立てることを考えつきます。しかし、カオルにはその腕っぷしもまた仲間もない。彼は渋谷でストリートギャングのチームからメンバーをスカウトすることを思いつきます。しかし、そううまく腕っぷしもよく、頭もキレ、また自制がきく奴などいるわけがありません。その日のスカウトも空振りに終わりかけたのですが・・・。

アキと運命的な出会いを果たしたカオルは順調にチーム「雅」を軌道に乗せていきます。ある日の興行、その日の興行も大盛況に終わりチームのメンバーといつもどおり別れたのですが・・・。時を同じくして、ヤクザや政治家の汚い金ばかりを狙うプロの強盗集団が渋谷のカジノバーから一億円もの金を強奪します。この日、メンバーのひとりは自らの老いへの自覚から引退を覚悟していました・・・。メンバーの迂闊な行動から、強盗集団がヤクザから強奪した金の一部を手にすることになったアキとカオル。彼らは生き残るために必死の策を考えだします。ヤクザとプロの強盗集団から狙われることになったアキとカオルが迎える結末は必見です。さまざまに張り巡らされた伏線には脱帽しました。

そして最後に続編「サウダージ」への伏線が張られています。もう次が読みたくさせるのがうまいんだから。
アキ、かっこよすぎ。

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