いま現在、彼氏がいる方の多くは「今度こそ、このひとと一生をともにする!」と考えているのではないでしょうか。
ひとは失恋を繰り返すことで、相手がどんな人間か見極める審美眼を培うと言います。
しかし、ただの精神論ではいくら恋でも限界があります。今度こそ、この恋を掴むのであれば、これまでの失敗から何か悪い習慣を見つけ、負の連鎖を断ち切る必要があります。
そこで今回は、破局や離婚を迎えたカップルの方々を対象に、「別れる原因になったと、いまだからこそ分かる習慣」についてアンケートを実施。その中から一部を厳選してご紹介いたします。
あなたにも、思い当たるフシ、ありませんか? 知らずしらずのうちに破局を招いていた体験談!

1.一緒のベッドで必ず寝る

結婚して、一緒に暮らし始めました。それまで同棲はしておらず、2人での共同生活を送ってこなかったため、始めのうちはラブラブ状態。もちろん寝室も一緒で、毎日同じベッドで寝ていました。
子どもを作る予定はありませんでしたが、避妊をしつつ、次の日の予定に響かない範囲で、毎日のように愛を育んでいました。
しかし1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と、時間を経るごとに回数は減少。決してセックスレスというわけではないし、旦那のことを嫌いになったわけでもありません。ただの“マンネリ”だったといまなら分かります。
それでもセックスの回数が減ると、「深層心理では旦那のことを好きでなくなってしまったのではないか?」「相手ももう自分のことを愛してくれていないのではないか?」と疑心暗鬼に。
そしてどんどん2人の距離が離れていき、最終的には1年も経たずして離婚してしまいました。
(30代女性/化粧品販売業)

2.「行ってらっしゃい」や「おかえり」のキス

彼氏がひとり暮らしをしていた部屋に転がり込むかたちで始まった同棲生活。当時の私はそれまで勤めていた会社を辞めたばかりで、家事を担当しつつ新たな就職先を探す日々でした。
毎朝彼氏を見送り、毎晩彼氏を迎える。同じような毎日でしたが、それまでに一度も同棲を経験したことのなかった私は、求職中の身にもかかわらず、気分はまるで新婚さん。「行ってらっしゃい」や「おかえり」のキスは欠かしませんでした。しかし、いまになって思えば、これが本当に良くない習慣でした……。
新たな勤め先が決まった頃、私はそれまでのようにいつも家にいるわけではなくなり、「行ってらっしゃい」や「おかえり」のキスを毎回するのは難しくなっていました。
それでもなるべく続けようと頑張っていましたが、そもそもキスは自然にするもので、頑張るたぐいのものではありません。本来は愛を確かめ合う素晴らしい行為であるキスを、ただの義務に感じ始めたころ、恋心が冷め切っている自分に気づかされました。
(20代女性/保険営業担当)

3.子どもが生まれ、お互いを「パパ」「ママ」と呼ぶ

子どもが生まれたときは、本当に奥さんのことを尊敬したし、子育てにも出来る限り尽力しました。もちろん、奥さんの大変さに比べれば私なんてまだまだだったかもしれないけれど、彼女も私の頑張りを認めてくれて、関係は至って良好。世の中の夫婦がよく揉める子育て問題はあまりなく、むしろ絆が深まっているように思えました。そのときまでは……。
子どもが保育園に入園したくらいでしょうか、子どもに呼ばせていた「パパ」「ママ」という呼称を、私たち夫婦の間でも使うようになっていました。しかし言霊というのは恐ろしいもので、私にとって愛するひとりの“女性”であったはずの彼女が、“母親”という別の関係に変わっていることに気づきました。
奥さんは2人目が欲しいと言うけれど、私はもう彼女を性の対象として見ることは出来なくなっていました。そしてセックスレスが原因で、そのまま離婚。2人の関係は良好だったために、いまでも後悔が残っています。
(30代男性/コールセンター・マネージャー)

ルールを作らないほうが、人はのびのびと暮らせる!

いかがでしたか?
今回ご紹介した悪習慣の全てに当てはまるのが、勝手に自分たちを縛り付ける「ルール」を作ってしまっているということ。
それが“マンネリ”や“義務感”に変わると、一気に恋慕の情は冷めてしまうのです。
相手と本当に末永く一緒に暮らしていきたいと思うなら、あえて何も決まりを作らず、のびのびと気楽に付き合うのが良いのかもしれません。