5歳児に教わること | Fabulous Placesー放送大学&育児日記

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うどん県から8歳女子4歳男子とわちゃわちゃしている日々をお届けします。通信大学生です。ちょっとだけ日本株やってます。

今年の秋に5歳になった娘ですが、たまにはっとさせられる発言をすることがあります。



ただの自己満足ですが、本人も忘れていくことでしょうから、記録として残しておきたいと思います。








スシローが大好き寿司






  • お客様目線




自家用車で登園中、前の車にリアワイパーがついているのを見て不思議がる娘。



私の車にはリアワイパーはついていません。
なんでついてる車とそうでない車があるの?との問いに、



私「あれは雨のときに後ろの窓をきれいにするワイパーだよ。
でも、そんなに汚れないし、お金もかかるし、無理してつけなかったんだよね。
つける人もいるけど別になくても困らないよ」
と話すと、



娘「でもさ、産まれたばかりの赤ちゃんは後ろの窓から景色を見たりするから、あった方がいいんじゃない。」
と。




びっくり!!




た、確かに!
生後間もない赤ちゃんのチャイルドシートは後ろ向き。



産まれたばかりの赤ちゃんのためにリアワイパーをつけるなんて…考えもしなかった。



というか、この発言時すでに息子(弟)は前向きシートだったので、よく後ろ向きシートの赤ちゃんのことなんて気がついたなあ、と思います。



そういう自分と違う人の立場に立って考えることって、とても大切だなと思いました。







  • 大切なのは




テレビで毎日続々と増えていくコロナウイルス感染者について報じられていた夕方時。



私「うわあ感染者どんどん増えてる。もしかしてまた緊急事態宣言とか出るのかな…出たら困るなあガーン



娘「きんきゅうじたいせんげんってなに」



私「春に、おでかけしちゃだめだよってなったときがあったでしょ。
あの時保育所もみんな来なくなって、○○と△△くん2人だけになった日もあったでしょ。」



春の緊急事態宣言時、私も夫も仕事だったため、娘はほぼ毎日登園していました。
多いときはクラスの9割は休みで、娘のクラスは2人だけになってしまったときもありました。



私「またああ言うのになったら困るなあ」
(低学年の子どもをもつパートさんも休んじゃうし、買い物も制限されるし~)



あまり深く考えずにべらべらとしゃべっていると、娘が静かに怒った声で言いました。




娘「お母さん。ムキー

どっちが嫌なの?
コロナになるほうが嫌でしょ。



私は別に、友達がひとりしか来なくてもかまわないよ。
その子と楽しく遊ぶから。」





びっくり!!




そうだ。



私は大切なことを忘れていた。
一番大事なのは、これ以上感染を拡大させないこと。



そのために、政治家のみなさんは、あれやこれやと対策を考えてくれているんだ。
それを、あれが不便だこれが困るなんて文句ばかり言ってるのは私だ。



それに、緊急事態宣言下、どんどん園児が減っていくにもかかわらず、文句一つ言わず毎日元気に登園してくれていた娘。
(ほんとに、一回も、行きたくないとは言いませんでした)



娘のおかげで私はなんとか仕事ができたんだな、そのおかげで育休復帰間際の我が家の家計も守られたんだなと思うと、軽々しい発言はできないなと思いました。



とにかく早く事態が収束し、普段の日常が戻る日を願います。






  • 諦めが肝要




お風呂で、今日仕事や園でなにをやったとかお互いに話していたときのこと。



私「今日は、ホテルの壊れたトイレを直そうとしてて、すごく時間かけて一生懸命やってたんだよ。かなり疲れた。汚れるし。私が壊したんじゃないのに。しんどかったー」
と愚痴。



その日は普通の仕事も多かったのに、誰かが壊したお客様用トイレの修繕に時間をとられまくってへとへとだったんです。



まあ要はトイレットペーパーの流しすぎで詰まらせて逃げた人がいるというかね、水もあふれまくるし大変だったんですよ。



娘「それで、そのトイレは直ったの」



私「いや、がんばったけど、直らなかったんだぼけー



娘に、えーなんでー?とか言われるかなーと思っていたら、
特に動じる様子もなく



娘「そうなんだ。

でも、人間はなんでもできるわけじゃないからね。」



娘「それは、トイレやさんに直してもらえばいいよ。」




びっくり!!




いやいや、5歳のくせに何様!?と思う発言ですが、私はその言葉に少し救われました。



なんとか必死でやり遂げなければならない、に執着しすぎていた時期だったのかな。
そうか、誰かに頼ればいいのか…。5歳の娘でもそんなことわかってるんだ。とはっとさせられました。(トイレのことに限らず)



結局、そのトイレは私でも直せず用務員さんでも直せず、水道業者を手配するに至ったのでした。



なんでも自分でやろうとすることも大事だけど、スパッとあきらめて誰かを頼ることも大切。








まだまだわがままを言うこと、子供じみたことを言うことも多い娘ですが、時に冷静に、違う目線からの言葉をかけてくれるので、親としても娘に教わり、気づかされることが多くあります。



これからも、そんな娘の些細な一言を大切にしていきたいと思います。