普通にブログ書いてたら飽きてきました…(早い)
登場人物
私・・・fabris(ファブリス) と言います。名前に意味はないですが『パルムの僧院』が元ネタ。40代、低収入。
妻・・・あまり拘りはないものの、木の家と縁側への憧れがある。30代、低収入。
娘・・・私たち夫婦を下僕としている我が家のご主人様。ネコ種、食っちゃ寝している。
女神さま・・・ブログネタや進行に困った時に現れる。古今東西の神を演じる、当ブログにおけるデウス・エクス・マキナである。
信用情報に記載されていた異動の文字。それは、マイホーム計画が、5年は先送りとなる事を意味します…。
何故こんなことに…私は真面目に生きて来たというのに…。私が一体何をしたと言うのか…おんおんおん
謎の声「本当ですか・・・?」
「どちら様ですか…?」
「……ワタシ…は……記憶の女神……ムネーモシュネ……」
「ムネを揉め…?」
「ち が い ま す !」
「……fabrisよ…あなたは……魂だけ…の…存在……となり……記憶の…海…を辿り…15年前…へ……赴くの…です……」
「人のブログ勝手に進行すんな!うわー」
「ハッ、こ、ここは…」
「そう…あなたの…よく知る…場所……です…ね……?」
「…R社の…開発室…私が在籍していた職場…」
「あなた…は…激務……の…ストレス……から……」
「そうなんです。激務でも、私はひたすら真面目にですね…」
「…散財…しまくって……おりましたね……」
「zzz…」
「寝るな!」
「ふ、普通の買物とかですよぅ」
「…………。」
「ギ、ギャンブルも少々…嗜んでおりました…」
「……少々…?」
「スイマセン、入り浸ってました…!」
「……あれだけ…散財…していた…アナタは……借金を…したり……支払いに……困ったこと…も……あるのでは……ないですか…?」
「…す、彗星は…もっとこう、バァーって…」
「気が触れたフリをして誤魔化すんじゃありません!」
「ヒィヒィ…そう言われると、あったような…」
「……ようやく…認めましたね…」
「……都合よく……失われた……記憶…の…扉……は……開かれ…ました……」
「そんな身も蓋もない言い方せんでも…」
「まったく…私は還りますからね……」
「えっ女神さま…もう行かれるのですか?ワタクシは、どうすればよいのでしょう?」
「……事実……を…認め……向き…合う……の……です……」
……どうも身に覚えがありすぎたようです
開示情報には、2万円ほどの残債が1社あり、それが異動になっている様でした。たぶん、支払いを済ませたと思い込んでいたのでしょう…。
私は、妻に包み隠さず説明し、謝罪しました。妻は、「5年後には異動が消えるなら、5年後でもいいんじゃない?」…とあっけらかんとしたものです。妻のこういう所にはいつも救われています。ありがとうございます
「でもさ、気が付かなかったの?請求書とか来てなかったの?」
「うーん、請求書みたいの来た記憶がないんだよね…。請求書が来てたら、気が付かない筈がないと思うし。」
記録によると、債権回収会社への移管もなく、債権者が権利を保有したまま15年近く放置されている…という状況でした。
どうにも腑に落ちなかった私は、請求書が来ないケースや異動情報について、できる限り詳細に調べました。
その結果、信用情報を回復できる可能性がある事を知るのでした…。
続く