前回の続き



建築士さんの自宅を見学させてもらうべく、やってきたのは東京23区西部の閑静な住宅街。

地元で一番美味しい洋菓子屋さんでお土産も買って、準備は万端ですニコニコ

駅から歩いて10分ほど、珍しい外壁が目を引くお宅へ到着。玄関周りは木の外壁が使われていて、シンプルでカッコカワイイ感じです。

枕木の門柱に備え付けのインターホンで挨拶をすると、イケメン建築士さんが出迎えしてくださいました。すかさず「ヘッヘッヘ、お士業様のお口に合うかわかりやせんが…」と賄賂のお菓子をお渡ししてお邪魔しますと…

なんと玄関スペースがなく、そのまま土間リビングになっていました。「狭い家なので玄関は無くしました。」建築士さんの説明を聞きながらも、私はサトウのごはんのCMを思い浮かべていました。
玄関開けたら2分でご飯、いや1分20秒でいけそうだ…

打ち合わせスペースを兼ねる、ダイニングスペースに作り付けのベンチに着席。板貼りのキッチン腰壁や、梁現しの天井、抑えられた照明はカフェバーの様な雰囲気です。

この天井は素材感があって、かっこいいですね!
「直天井なので、上の階の足音は聞こえてしまうんですが、この家の仕様では、1階の3分の2くらいはこうなりますね。」

我が家の場合は、2階に猫がいる時は足音が聞こえるかも…と思うとご褒美みたいなものですニコニコ


建築士さんの家は北道路で、南側は隣家がある一方、北側には手入れの行き届いた寺社の緑があるので、あえて北側にLDKを配置したのだそう。

北側に窓を多くとっている事と、吹き抜けの天窓で明るさは確保できること。また吹き抜けと室内窓の採用で、冬はリビングの暖房だけで全館暖まるのだとか。

キッチンは吊り戸棚があり開口部の狭いカウンターキッチンですが、キッチンに立つとこの開口部と北側の窓枠が重なって、お寺の借景を切り取った様に見えるんですお願い
こいつが噂のピクチャーウインドウってやつですか…

全て計算づくで配置されている事が一目で分かる、一番の感動ポイントでした。


その3へ続く…