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花を抱えて




オリジナル石膏型を使用したレースドールです。

なんといっても、本格的な石膏型の作成は初めてでしたから

原型師の方との試行錯誤・・・

本当に大変汗


                   
と言いながら次の石膏型を依頼中です・・



鋳込み作業のこと

磁器の人形を作るとき


ほとんどを鋳込みで作ります。


仕上がりがきれいですし


同じものが何体も作れますものね。


レースを着せたり


花を持たせたり


それだけで雰囲気が変わりますし。



でも意外に


鋳込みの作業は神経を使うもので


気持ち厚めにしてしまったり


反対に薄すぎたりしてしまう事があります。


厚めに抜いたグリーンウエアは


頭の上のほうに


土が集まっていそうで心配ですし


薄いと作業の間中、気になりますものね。




泥しょうにはコロイド状に保つため

アルカリの液体が入れられています。


泥しょうがどろどろしすぎるとき


水を入れて調整すると思うのですが


入れすぎるとアルカリの濃度が低くなり


沈殿が起きて鋳込みが難しくなるのです。


かといって


調整しなければ使えない状態であれば


水を入れて流れ易くしなければなりませんよね?


そんなとき・・・


私は霧吹きで調整を行います。


そうすると入れすぎることもありませんから。



モールドの隅々まで泥しょうを行き渡らせ


適度な厚みで排土する。


簡単なようで意外に難しい作業だと・・



いつも思いながら作業をしています。
















作品展示

今日、私のオリジナル磁器土を


使って下さっている方の展示会に行ってきました。


不思議な


なんとも不思議な気持ちでした。


これがデザイン力というものなのか、

若いヒトの発想のすごさというか


そういう感動を受けました。



いつも見慣れている


自分の磁器土が


まったく違う顔をしているのですから・・・


・・・・素晴らしい器でした。



レースドールのドレスのための色は


見事に器にまとわり付いていました。