レースドールのフリット釉
レースドールはその繊細さゆえに、低温で素焼きをすることができません。
磁器土が磁器になる前に焼成をやめると、レースについた磁器土は
磁器にならずほろほろと下に落ちてしまうからです。
レースに磁器土を付け、人形本体を飾り付けた後、
一気に1220℃前後で焼成します。
その後フリット釉を筆で丁寧に塗り焼成します。
レースドールを作っている方が使用する釉薬は
ほとんど1000℃前後焼成の釉薬です。
1000℃前後で溶けて透明になる釉薬は
フリット釉といわれるもので
一度焼いたガラスの粉が入った釉薬です。
本来、白い釉薬ですが、磁器土も白いので
間違えないように
焼成後、色残りしない赤インクを入れています。
写真、寝てしまいましたがごめんなさい
珠っ土の釉薬は、私が珠っ土の磁器土に合わせて調整したので
他の土の上に塗ると、貫入が入る場合もあります。
レースドールのレース部分には問題はないと思いますが、
ベースなど素地の部分にはご注意ください。
ご注意
お茶碗やお皿を作るときのように、
高温で焼成しなければ溶けない透明釉は
レースドールのように細くて繊細な磁器には使用できません。
一般的な透明釉の焼成温度は低いものでも1250℃以上です。
2023年始まり
今年の目標
型どりをたくさん練習すること
瀬戸でワークショップを開催すること
大きな馬車を完成させること
縫物もしたいし
ペイントもしたい。
でも無理は禁物
健康を維持すること
ストレスレスでいきましょう。