この日は桜木町駅にやって来ました。桜木町駅から、旧東横線の線路跡に出来た遊歩道を通って紅葉坂へ。
高架橋からは紅葉坂が良く見えますが、この後は紅葉坂を上って、新本館が完成した神奈川県立図書館を
見に行きたいと思います。もちろん旧本館の状況も確認した後で、ついでに掃部山公園にも寄って来ました。
振り返れば、JR京浜東北線や横浜線が行き交いますが・・・ ↓ 遊歩道の方は、この後どうなるのかな?
紅葉の季節にはまだ早いようですが、緑の紅葉も良いものです・・・ ↓
坂を上り切って青少年センターへ、案内板に説明がありました・・・ ↓
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神奈川県立音楽堂、神奈川県立図書館、神奈川県立青少年センターは、日本のモダニズム建築をリードした建築家・前川國男の設計によるものです。近接する神奈川婦人会館も含めたこれらの建築は、同じ設計者による一体的な文化ゾーン構成の歴史的、文化的価値が評価され、DOCOMOMO Japan による「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選定されています。
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そして、神奈川県立図書館 旧本館にやって来ました・・・ ↓ 旧本館は2022年4月から休館しています。
旧本館は改修工事を経て、前川國男館として2026年度に開館する予定です・・・ ↓
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神奈川県立図書館 前川國男館・・・
前川國男(1905-1986)は、世界的建築家であるル・コルビュジェに日本人で初めて師事した、日本を代表する近代建築家の一人です。神奈川県立図書館・音楽堂をはじめ、東京文化会館や国立国会図書館本館など、日本のモダニズム建築を代表する作品を数多く生み出しています。前川國男館(旧本館)は、音楽堂とともに前川國男が戦後最初に手掛けた公共建築です。1954年11月に開館し、以来、神奈川県民の学びを支えてきました。建物の中央に書庫を設ける中央書庫式の設計は、1961年に竣工した国立国会図書館本館にも採用され、図書館建築の一つのプロトタイプとなっており、中央書庫の周壁と書架自体を利用した構造計画が建物外壁面の開放性を創出しています。東面と南面の中空レンガ(ホローブリック)は、日射しを遮り室内に柔らかい光を採り込むブリーズ・ソレイユ機能を果たし、神奈川県立図書館のアイコンとして特徴的な外観を演出しています。また、北面の「くの字」型縦型プレキャストルーバーは、西日を遮りながら開放的で落ち着いた閲覧空間を創出しています。
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こちらが南面の、中空レンガ(ホローブリック)です・・・ ↓
そして北面には、「くの字」型縦型プレキャストルーバーです・・・ ↓
続いて、神奈川県立図書館 新本館にやって来ました・・・ ↓ こちらは、2022年9月1日にオープンしました。
新本館でも、中空レンガ(ホローブリック)の意匠を継承しています・・・ ↓
そして、プレキャストルーバーっぽい感じも出しているのかな?・・・ ↓
最後に神奈川県立図書館のお隣、掃部山公園にやって来ました・・・ ↓
掃部山公園には相変わらず、井伊直弼公の凛々しいお姿が・・・ ↓ 発展する みなとみらいを眺めます。
お散歩写真2022〓fab44〓前川國男と井伊直弼